少女ヘジャル

     ヘジャルとはクルド語で「抑圧された人」の意味。
       まさにトルコにおけるクルド人を指している。


                                 馬場宏三


 このたび、トルコへ旅行中、ガイドさんから
「クルド人問題はツアーの皆様に話すのはタブーとされていますが、
私は少々お話しさせて貰います。」そう言って、
「トルコの東南地方、イラクとの境辺りに、クルド人は住んでいます。
トルコ人口65,000,000.人の内、13,000,000.人で、約4分の1を占めています。
歴史的な複雑な経緯があって、
今日でも差別問題を抱えていると言われています。」
 まあ、そのような話でした。

 帰国してから、調べて分かってきたことは
「クルド人とは、アラブ人、ペルシャ人と並んで、
中東地域における三大先住民族の一つである。

固有の言語(クルド語)と文化・歴史・習慣を持った民族なのである。
その居住地区はイラン・イラク・シリア・トルコなどに広がっている。
(筆者注:クルド人が分割されてしまった結果と理解している)

因みに、日本でよく知られているフォークダンスの音楽には、
クルド人の素朴な民族音楽が多く取り入れれられている。」

 このクルド人問題を如実に描いた映画「少女ヘジャル」が
2004年8月大阪・梅田で上映されます。

 あらすじは、トルコの老人とクルド人少女ヘジャルとの
心のふれあい、のストーリーです。

「イスタンプールで孤独な生活を送る元判事ルファルトが住むアパートを
武装した警官が襲い、クルド人・隣人一家が皆殺しにされた。
生き残った5歳の少女ヘジャルは行き場もなく、
ルファルトの家の前でたたずんでいた。
 
クルド語を禁じられていたトルコでのこと、この老人と少女が
お互いにトルコ語・クルド語が話せず、難儀するが、やがて、
心が解け合い、祖父と孫のような温かい交流が生まれてくる・・というのだが・・」