周傳永さんのこと


白方 周傳永  vs   黒方  井上泰子

 
119手留め以下略     黒半目勝ち


先生は福建省の人で、厦門大学教授。
いつまでも学生気分の抜けない純粋な先生である。

                                  井上泰子




昨年に続いて2局目の対戦である。昨年は負けていたので、雪辱出来た。 嬉しかった。

 棋譜のシール
私が打ちながら棋譜を取っていると、「そのシールが欲しい」と言われた。

帰国に際し、高野先生から、あるだけの棋譜とシールを贈ったら、
破顔して「どうも有り難う。来年お目に掛かりますから,
しっかり覚えておきます」と言われた。



 井上自戦記  
黒37は不要だったようで、一手遅れ、下辺中央の石が怪しくなってきた。
更に、黒85と間違った。黒87から91とコウにして、1眼を作った。
107でコウを残して、上辺で激しい戦いが始まった。

中国ルール 
中国ルールの判定計算法は最初は全く分からなかったが、
対局を重ねる内にだんだん理解できてきた。しかし、
形勢判断のとき、上げハマが相手の碁笥に入ってしまっているので、
正確に数えるのは難しい。終局となり、細かい計算は出来ない。

本局も,細かい碁のようだが負けているような気になっていた。
審判員に半目勝ちと言われ、信じられない気持ちだった。