元プロ棋士 欧陽世承

                            高野圭介





 秦皇島で、2004年度の名人教授盃大会が催された。
 一週間の大会の結果は参加者35名の中で、高野が13位、
吉野従生さんは20位という結果に終わったが、
鋭意参加されていた友人の唐騰さんは14位であった。
因みに、陳志行博士は2位だった。

 9勝0敗でぶっちぎり優勝は元プロの欧陽世承さんで、
いつも対局開始からほど経ずして、対局を済ませて、
皆さまの碁を回診に回っていられる。

 欧陽さんは武漢の雲生囲碁学校の師範で、
青少年の育成に当たっておられる。

いつも大会の中日には「一日遊」が催されるが、
本年は万里長城の東の端「山海関」の老龍頭へ行く筈だった。
それが、雨のために観光が中止となり、
急遽、欧陽先生に2子で教えて貰った。

 この碁もおおかた終わりの頃、観光再開というので
、取り急ぎ集まれと言うので、
打ち掛けのまま、この碁は終わってしまった。





 先生の評は「甘い」というものだった。
甘いけど、厚かったから、黒優勢であった。
二子でプロに立ち向かうにはこの手法しかない。
事実この碁もほとんど決まりかけていたように思う。

秦皇島・名人教授盃大会
お好み碁

大会優勝者 欧陽世承 vs 高野圭介

2子局
先番 高野
173手完 時間切れ打ち掛け


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