采美会例会対局

高野圭介 vs 5子 上野徳子


115手打ち止め 打ち掛け

高野圭介 自戦記

 打つ手は辛辣
上野さんとはいつ打っても楽しい。
徳子さんの醸し出す雰囲気が優しく回りを包み込んでしまう。
碁盤の上までも優しさが漂う。

しかし、打つ手は辛辣で、おまけにしぶとさ抜群!
石の筋が格別に良いからであろうか。

今回も生きた心地がしなかった。

 


鋭い急所攻め
立ち上がり、右辺でコウの変化が生じた。
その後、黒44ヒキはカス石を逃げたことだ。
上辺を左上の星からシマルぐらいでどうだろう。

徳子さんの黒52は鋭い。白打つ手に窮した。
黒60にも参った。黒の指がしなっている。
仕方なく、白67。今は受かっているが、アジ悪で、コマコマ。

また、黒106がキビシイ!
白109以下、とても難解だが、白は潰れるチャンス?

最後、懸案の中央だが、黒124ツケは受かっているが、
逆に125オシならどうなったか?余り自信は無かった。

黒の鋭い急所攻めにタジタジで、黒の重圧を
ひしひしと受け止め、はね除けながらの碁だった。
碁は最後まで受け切れたか、疑問だ。