耶馬溪碁会記念連碁

2016年11月11日8:00~9:30   於 冑山旅館



                                          高野圭介


連碁の置碁

 
連碁の置き碁は初めての経験だった。
ハンデイと打ち順の二つに問題があって、今後の問題点が生じた。

ハンデイは総合段を人数割りしてその差を置き石としたが、この方式では
低段者の急所での間違いが致命傷となることに難点があった。
解決案として、低段者には適当な数の「置き直し許可制」を提唱したい。

又、打ち順は、ノーマルな打ち順を導入すべきこと。
今回、山口⇒高野⇒村上⇒木藤・・・がノーマルであった。

 



碁は思想である

 
 
「碁は思想である」

本連碁で、痛感したのは、碁は技術でもない、智慧でもない。
「一貫した思想を貫く」というものと、認識を新たにした。

 
このたび、スーパー強豪も全員、幾ばくかの失着を重ねている。
しかし、それが緩手であってもマイナスの手は無い。

ところが、低段者は盤の見ているところが違う。したがって
とんでもない部分に眼が行っている。それが致命傷となる可能性が高い。
それこそ「思想の問題」であった。

サドンデス(即死)は一挙に興が失われる。
メンバー次第では、より良い連碁のための解決案として、
置き石よりも適当な数の「置き直し許可制」を提唱したい。





大健闘の川口初段

 

川口さんはこのスーパー強豪に交じって、奮闘された。
その読みの確かな足跡です。

1.中央:黒50ハネダシ。切って戦いに持ち込む。

2.中央:黒68 急所へのウチコミ。凄い!

3.中央:黒98 二子トリ。確かな打ち方。

4.下辺:黒114 キリ。まさにこの一手。



白番 山口完・村上良憲・本田維憲 vs 黒番 川口隆司・高野圭介・木藤一弘

169手完 白中押し勝ち