白 高野圭介  vs  定先  野坂由己夫

202手完  白 中押し勝ち

 
野坂由己夫

選手紹介



野坂さんは碁吉会の優等生だ。京都府シルバー大会の雄であり、実力者。

かって、有我和男さんと二人で二晩の徹夜の碁を打って、
三日目の昼、二人がドデンとひっくり返って寝てしまった。という剛の者。
この荒技にも耐えられる棋力と体力を持って、碁吉会に参加されてきた。

今も強い!

 


高野感想
白146手が本局の曲がり角だった。当然147オサエと、思ったが、
地中に手ありと、筋悪く逆を打った。

上辺183の先手ツギは10数目であったが、左辺のハシリと下辺のカケツギが
無性に大きく見えたので、黒183を許した。
加えて、白190も先手となった。ここまでは白の権利。


最後に黒199は間違いで、200に打てば、未だコウだった。
但し、白202で黒の大石がトン死。

面白い碁だった。