高野圭介 百人一譜

      

贈呈「攻めは最大の防御なり」

かえさんの微笑みはきっと心の底から滲んで出ているに違いないと私は思っている。

白番 高野圭介 vs  四子 梅本和枝

シーパル須磨碁吉会25周年記念碁会    201510月19日(月

253手完      白中押し勝ち

                                     自戦記   高野圭介




アルカイックスマイル
かえさんのアルカイックスマイル

普段からいつもかえさん:和枝さんは魅惑的な微笑みを湛えていて
お眼にかかっているだけで、ほのぼのムードが漂うてくる・・・そういう人だ。

この微笑みはどこから来ているのだろう。
きっと、心の底から滲んで出ているに違いないと私は思っている。

泳ぎは水と親しむ
かえさんは水泳のインストラクターだ。
泳ぎが、これまた美しい泳ぎだ。波風立てずスイスイと進む。

先日、有馬で泳ぎのご指導に与った。
クロール・バック・平泳ぎと飛び込みを丁寧に指導された。

「泳ぎは水と親しむ」と喝破された。
一つ一つがそのように嚼んで含めての中身だった。

心から美しいのである。

攻めは最大の防御なり  
かえさんの碁はバランスの碁である。

無難に無難に・・・・と打っていて、可もなく不可もなしという進行。
したがって、本局も、悪手らしいものもないが、際どい手もない。

敢えて言えば、左辺黒14は薄い。黒114アタリは打たない方が良い。
そんな程度で、無難なのだが、攻めアジに乏しいとでも言おうか。
全体に、フンワカムードなので、何が悪いのかも分からない。

ここに「攻めは最大の防御なり」の格言を贈りましょう。

                        高野圭介