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井原さんはかって、2005年前後、毎朝5時から6時まで1時間に7題の詰碁に挑戦、 丸2年間で5,000題の詰碁を作った記録がある。アマとしては詰碁の天才でありす。 棋友・井原嗣治さんが骨折で入院したと聞いた。 早速、碁盤・碁石・碁罫紙・赤黒のペンっを差し入れしてのお見舞い。 それから20日後、奥様が突如体調を狂わせて、緊急早めの退院となった。 その後ややあって、どさっと詰碁の束が私に郵送されてきた。 その束には20日間の作品・500題の詰碁(解答の無い)と、 「コピーを取っていないから後はよろしいいように」の一文が添えてあって、 私;高野に処分を一任された。 井原さんは快癒され、元の忙中煩瑣の生活に戻って、 席の温まることも無く、詰碁活動は一旦はお終いになったが、 井原さんの詰碁創作活動は又、再開するに相違ない。 盤面に散り撒れた一握りの石が、井原さんの指先から詰碁の命が吹き込まれて、 たちまち、井原さんの蘊蓄がマジックのように石を躍動させる。 「量は質を規定する」という言葉通り「はじめに量ありき」だ。 質は自ずとグレードアップされてくる。その日が又、楽しみだ。 ともあれ、今回、井原さんの「おもしろ詰碁集」刊行は 囲碁活動集大成の足跡として永久に残ることでしょう。 高野圭介記 |
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