有馬ポニョ


何と、筋っこい碁で、しかも厚い本格派

途中で棋譜の採れていないのが分かり、採譜に疲れて打ち掛けとなった。 

白 高野圭介 vs  五子 岡 孝雄

有馬六彩:ポニョオフの会    2015920日(火

110手以下略    打ち掛け

                                     自戦記   高野圭介

 
岡さんの碁は何とすざまじい、筋っこい碁であることか。
筋・形が出来上がっていて、異筋、無筋など探してもなく、申し分のない碁と成っている。
軍隊で言うなら、精鋭兵士の育成に成功したスパルタ兵である。しかも、厚い。

今育成中の参謀本部:大本営が采配を振る事態とも成れば鬼に金棒。
ただ、その采配が至難の領域で、簡単にできたら苦労はない。

厚いのは良いが厚がらず、厚みの効用が勢力とも地化しようとも自在の技が何時備わるか?
要は、碁の実体をどう見るかに掛かっている。

                                             高野圭介 記




じっくりヨンで、滅多にポカは無い。本格派。

高野 評
序盤 右下隅 黒12の三三は違和感を覚えた。

中盤 下辺62まで白5子を制したが、隅の損は大きい。
左上 白93三三は勝負手。黒はいやが上にも厚いが。

110以下採譜中止となったが、
上辺に黒の傷があるのと、右辺大きな手残りのため、
このまま黒地を大きく纏めるのは困難とみていた。