ハイヒール歩きの怪

歩き方の研究の一つの結論・・・・ベタ足歩きの薦め


                                       高野圭介

 拇指球の急所

 
自転車のペダルを踏むとき、真ん中で漕いでいた。
トライアスロンの石飛選手に「拇指球で踏むんだよ」と言われて・・・・

驚いたの何のって、やってみれば、一気にトルクが違ってきた。



 湧泉のツボ  
太極拳の指導のとき、拇指球辺りの湧泉のツボに体重掛けて、とか、
川口隆司さんに聞いたことがある。
生命力(気)が泉のよう湧くとされるツボなのだそうだ。

拇指球の親戚みたいな場所で、実際区別が付きにくい。



スプリットステップ  
テニスでやるスプリットステップ はその効能をいろいろ言われていますが、
この「トン」というのは、どうも拇指球に命令を出している・・・
まあ、何でもいいが、そのようにも思われてきた。



ハイヒール歩き
サッカーでは地面を拇指球の辺りでしっかりと蹴って走ることから、
朝まだき、早朝ラジオ体操への道すがらのこと。
しっかり拇指球で歩くことを思いついた。



最近は、拇指球を鍛えることに専念している自負がある。
あ、ハイヒールがそうだ。ハイヒール歩きをやってみよう。

大方100meterも歩いて、元に戻した。陸橋の登りも拇指球歩きだ。

無理しない
それから、足がむくんできた。確かに腫れている。
アイシングしたり、湿布や塗り薬。果ては按摩のお世話。

いっこうに治らない。嗚呼無惨!

ハイヒールにはヒールがあって、重心を受けている。
ああ、それなのに、それなのに・・・・

年寄りの冷や水とお叱りを受けた。

 
 
超カンタン拇指球重心の作り方

拇指球とは足の親指の付け根、大体この辺の事をいいます。
スポーツや身体動作では、よく
「拇指球に乗って」
と言われます。
その為、重心を内側に集めようとするばかりに、
膝を内側に絞ってしまったり、余計にひどいフォームになる。

 
肩幅より少し狭目(腰幅くらい)に足を開きます。
足の指を背屈(上にそらす)します。
その状態で、かかとに重心が乗る場合は、
少し前傾して、重心を前に移動させる。
拇指球が痛いくらいに体重が乗っているのを感じませんか?

平塚のプロトレーナーがいる治療院-NCM_0018.JPG    平塚のプロトレーナーがいる治療院-NCM_0019.JPG

足の指の背屈-底屈を上手く使えば、
自然と重心は拇指球へ集まるように、人間の身体は出来ています



 
ただ、人間の身体って、不思議なことばかり。面白いことに、拇指球は足にも手にもある。
分からないが、手も足も連動して動いているとの説もある。

   


爪先に近い拇指球歩きに対して、異論もある

たくさんの情報があり、「つま先重心が正しい」という意見も少なくありません。
でも、それは間違いなので、拇指球、つま先に体重を載せるのはやめましょう。
ふくらはぎが肥大化するだけで、良いことはありません。

なぜかというと、拇指球に重心をかけると、体が前に傾き、
それを支えるために余計な筋肉を使うことになる

骨盤が前傾することで股関節周りの「そけい部」の体液の通りが悪くなり、
下半身のむくみなどに繋がるんです。

脚痩せに必要なのは、かかと重心です。

いままでつま先重心で慣れていた人は、この機会に治すようにしてみてくださいね
\(^o^)/

歩くときの重心は、爪先が良い。踵が良いと百花繚乱。何と、難しい。


結局のところ、
ベタ足が一番という結論に達した。