「本腰を入れる」

腰を入れて Darts の的を射る
                                                             高野圭介

 ダーツというスポーツ
ひょんなことから、ダーツというスポーツを始めた。
今日で2回目の練習である。

あの、細かい升目の中に、正確に針を突き立てることからゲームは始まる。

これが至難だ。

           

どうするのか考えた。

第1は腰と下半身の固定。
第2は腕の振りと針を放つ同一動作。

とりわけ、腰の安定、
本腰を入れるのが大前提。

ゴルフのスイング、テニスのサービスからストローク。全部腰から動く。

 本腰を入れて、やれ!  
我々が「本腰を入れて、やれ!」とハッパを掛けられる時は、
取組む姿勢。真剣な気構え。真剣になって物事をする。

そのように受け止めている。つまり、本式の腰構え。真剣な気構えだ。

 「本腰」の語源
そもそも「本腰」とはどんな意味なのであろうか?

実は男女の寝室における「イトナミ方」を指す隠語が語源なのである。
昔は
、房事は「子作り」の為であり、気合を入れねばならないもののであったのだろう。
だから、あくまでも本式の構えでなければならず、いい加減ではいけなかったらしい。
古人は真剣な気構えでセックスに臨んだのだ。

その熱心さ、本気さでよろず物事に取り組むやよし…ということで、
現在の用法になった、ということのようである。

知ってしまうと、つい「もっと本腰を入れて!」とは言いにくくなってしまうかもしれない。

 NHKでは禁語
それかあらぬか、「本腰を入れる」は、NHKでは使ってはいけない言葉になっている、とか。

これはどう考えても普通の言い回しなのに!その理由は
「卑俗な感じをもつ人もあるので、注意して使う」っていうことかなぁ。
聞く方が悪いようにも思うが。全く納得いかないなぁ。


       

  

腰が引けず、

腰を入れて 


ともあれ、加齢を重ねても、ゴルフ、テニス・・etc.
しっかり打てるのは、腰が引けず、腰を入れて打っている時である。


未だ海のものとも山のものとも分からないが、
グーーンと
腰を入れて放つダーツに取り組んでみよう。

腰の入った模様
普段から私は囲碁にスタンスを置いている
もっというと、碁には常に問題意識を持って、相対している。
つまり、鋭意本腰で取り組んでいる。

碁ではこんな言い方もある。
「一線から立ち上がっている模様は大きい。」

つまり、模様を地化するとき、中で囲い回ったのは小さく、
辺から立ち上がってきた模様には腰が入っている、という訳だ。