土用の丑の日

熱中症を避けて、モグラになったある日の朝

                                                    高野圭介

銀シャリ
朝から銀シャリを食べて、涼しい内に散歩に出掛けた。

あ、銀シャリって、分かりにくい人も多くなったろうな・・などと思いながら行くと、
犬1匹を懐に入れて、2匹に引っ張られていく人に出会った。
えらいこっちゃな・・・

一丁前の法律通
先だって潰した家の跡地1反キタナカ(5畝のこと、この言葉も死語か)がパーキングになっている。

だいたい、100軒の貸し屋・土地の不動産を持っていると、年中トラブルに巻き込まれる。
その都度、弁護士に相談するから、結構
一丁前の法律通になるそうな。


産婦人科のトラブル




トラブルというと、産婦人科の医者は誰しも、
患者との仲に、トラブルを持っていない人は居ないようで、
あほらしゅうて、廃業する人が増えているとか。

一方では、医者不足問題を抱えているというのに、
その辺りはどうなっていくのかな?

いつものところに、アカンサスが又大きくなってきた。強い草やな。
ぐるりと回って、6450歩だった。

コリコリ凝って
帰ってから、整体屋さん?・・マッサージへ行った。

コリコリ凝っているところが気持ちいい。

「こんな気持ちのいいように、コリコリに凝らしとったんゃ。
お陰で気持ちがいいなぁ。今度も、もっと凝らしとこ。
凝らん人にはこんないい気持ち、わからんで、気の毒じゃなぁ」


枝雀が死んでみた



 
「好奇心って面白いな。昔、枝雀が首吊って自殺したやろ。あれは自殺とは違うで。

死んだ後の世界を体験して、落語で話したかっただけや。ちょっとやりそこなったけどなぁ。

もし、死に損なって、地獄極楽を体験してきはったら、
どれほどおもろい落語が聞けるか・・・そう、思うで。」

そういえば、碁に「そこは死んで打ってみよう」というのがある。
碁は、一旦死んでみて、様子を見るという。まあ、狸の死に真似みたいなもん。

フランス小咄の穴
こんな話、
聞く人は聞いているもんで、その人は口を挟んだ。
「じゃあ、フランス小咄を」と、語りかけた。

「あなたは地獄を見たいというから、見せたげる」と言うから、付いていった。
そこには、1人の男が裸の女一人を膝に乗せて、
ウィスキーの瓶をラッパ飲みしてる。

・・・ひゃあ、極楽じゃ・・・よく見たら、
瓶には一つの大きな穴が空いていて、女には穴が無かった。」


今日は土用の丑の日。お昼は鰻だった。
昔は梅干しと食べ合わせだ、などど言ったが・・・・今は何でもないとか。