碁のNPO活動・・・囲碁トーク

                                                      高野圭介

 

夙川ライフ

風鈴会

家研

 

ライフ大坂が夙川に移って変わってきて、気分も新た・・・・ですね」

 「何となく、メンバーも一新しているようですよ」

 「振り返ってみると、家研・風鈴会も碁のお勉強室に、ずいぶん苦労しましたね。」
 
「移り変わって、幾星霜」

「家研は2003年に梅田のランカで発足して、ライフ大坂に移って、
今度、美香先生のしきつ囲碁教室へ・・・3回目」

「風鈴会は凄いよ。
大開から教育会館、婦人会館を経て、内山さんの神戸囲碁サロン。
そして、今の稲葉プラザ3Fと、いつの間にか転々としている。」


碁会所談議

 

 「その中で、碁会所と同居しなかったのは、少なかったなぁ」

「碁会所へは若い人は余り見なかったね」

「かっての碁会所は会社帰りに、立ち寄って、いっぱいやりながら
一局。三局と、家に帰ったら午前様。
よき時代の良き碁打ち?なんてことだった。」

「今様碁会所は午後の部だけで、夕刻5時にはガランとしてくる。
僅か4時間だけのミニ賑わい・・の感じ」

「わー、碁会所経営も難しいはずだ」

「それとても、30代40.50代の碁打ちはほとんど居ない。
今のネット碁の主役は60.70台の大ベテランの世界で、もう10年もすれば、
ネット碁も今主役の打ち手が霧散してしまい、後続の代替が無く、ガラガラ・・」

「この傾向は、あらゆるお茶、お花他、’習い事’にも共通なんだよ」

「どこの会社も、生きていくのが厳しく、ヒューマンリレーション、福祉、
リクレーションなどには、もう眼中にないもんなぁ」


囲碁界・将来展望


「囲碁人口1000万なんて言った時代もあった。今は100万200万?」

「10代、20代の若い人達には、ネットでの、パソコンの碁しか見たことが無く、
足の付いた碁盤を知らない子どもも結構いるそうな」

                

老アマ強豪が急激に減っている」

「碁の強い人が、煙草とウィスキーを片手に
夜更かしのネット碁で、体力を消耗している。これが問題なんだ」

「日本で、アマ碁会が低調になれば、プロの世界もおかしくなるのでは?
何と言っても、プロはアマに支えられているのだから」

「碁の本が売れない。売れないから作れない。
週間碁という週間新聞も減っているだろうなぁ」

NPO活動 
「悲観的なことばかりでもないよ。世界中が一つの囲碁ジャンルを築きつつある」

「世界中の碁のレベルは、そう遠くない時に、東洋三国に比肩するレベルに達していくかもね」

「碁のNPO活動は日本にあちこちあって、結構活動している。
NPO活動って、
NPOとはNon Profit Organization の略語で「非営利組織」です。
つまり、利益を目的としない組織のことをいうので、
ボランティアとよく似た性質の活動をします。」

「学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動。国際協力の活動。
子どもの健全育成を図る活動。・・・などなど17の活動に分けられています。」

「日本の囲碁界にもNPO法人はいくつかありますよ。

例えば、
大坂のNPO法人ライフこども囲碁クラブ




埼玉県少年少女囲碁協会(NPO)

NPO法人 ふれあい囲碁ネットワーク神奈川

NPO法人碁スカイパーク

NPO法人囲碁国際交流の会



私は今回、 NPO法人囲碁国際交流の会に加入しましたし、
大坂のNPO法人ライフこども囲碁クラブの清水さんらとは同じ仲間です。」

碁のNPOは他にも・・数々あります。


NPOのエッセー
拝見しました。

増田 昌昭 


NPO活動のエッセ-を読んで

2010/04/06

増田昌昭

おっしゃる通り最近の碁会所の話題は、
国際棋戦での日本の凋落と碁会所の閉鎖と暗い話題ばかりで、
確かにこどもたちの囲碁人口を増やさないとどうしようもありませんね。

老人たちばかりで楽しんで知るだけでは先細りですものね。
私が行く中園先生の研究会で師範代をしていた
高校選手権準優勝の学生が今度立命館に進学しました。
彼の大学での活躍を期待することが目下の碁会所の話題です。

また、私は渋谷に本部のある日本福祉囲碁協会
http://www2.odn.ne.jp/~hao45700/index.htm)というところの会員にもなっています。

病気や障害で碁会所に行けなくなった方や老人ホームへの囲碁のお相手のボランティアをしている
NPOですが近くにお住まいの曲励起先生が顧問として定期的に会員の指導に来てくれています。

最近は大阪の森野先生が進めておられる視覚障害者への囲碁の普及活動についても
碁盤、碁石の製作などで連携をとっているようです。

囲碁人口を支えてきた団塊の世代が暇になったことで
ますます囲碁のNPOが増えるかもしれませんね。