万能細胞のハルコ王女さま



                                          高野圭介


その昔、マクルーハンが言った。

Good News というものは無い。ニューズは悪いものだけだ。
中でも、
Worst News は主人公がよく知られた素敵な人であればあるほど、Top News になる。
」と。

 日頃から、そんな悪いニュースに追っかけられ、耳が蛸になって日暮らししている私にとって、
万能細胞(STAP細胞)のハルコ(小保方晴子)研究成果のGood News は青天の霹靂だった。

 モヤモヤが吹っ切れ、スカッとした。
 
 ラクロスの部員
     

ハルコ王女さまは大学時代、ラクロスの部員だったと聞く。

元はインディアンのホッケーとかクリケット球技のようなものらしい。
ラクロス棒網球とも書く。中国語ではテニスは網球で、ワンチュウ。
野球は棒球で、バンチュウ。だから、棒網球はワンバンチュウだろう。


バオバブの木

星の王子様



ハルコ王女さまが小学6年の時に
全国コンクールでも入選した受賞作の全文が掲載された。



発想が余りにも素敵で、いつか私があちらに行ったら、
真っ先に私の大好きなバオバブの星の王子様に届けたいと直感した。

 

星の王子様の言葉

 
星は「体」、3つの火山の手入れは「食事」「運動」、
そして「睡眠」の健康管理です。


 では、その星のうえにある植物の小さな花はなんでしょう。
まず植物は「心」です。

 
心の中の小さな花は「愛」。


 では心の中の怖いバオバブの木はなんでしょう。
それは「欲」です。


それまで忘れても又見たいから、ここに転載しておきましょう。
 



「ちいさな王様が教えてくれた 大人になるということ」


−−松戸市立第六中2年・小保方晴子−−

 小さな王様  
 私は大人になりたくない。日々感じていることがあるからだ。
それは、自分がだんだん小さくなっているということ。もちろん体ではない。
夢や心の世界がである。現実を知れば知るほど小さくなっていくのだ。

私は、そんな現実から逃げたくて、受け入れられなくて、仕方がなかった。
夢を捨ててまで大人になる意味ってなんだろう。そんな問いが頭の中をかすめていた。

でも、
私は答えを見つけた。小さな王様が教えてくれた。
私はこの本をずっとずっと探していたような気がする。

夢があるから  
 「僕」と私は、似ているなと思った。

二人とも、押しつぶされそうな現実から、逃げることも、受け入れることもできずにいた。
大人になるという事は、夢を捨て、現実を見つめる事だと思っていた。

でも、王様は、こう言った。「おまえは、朝が来ると眠りに落ちて、
自分がサラリーマンで一日中、仕事、仕事に追われている夢をみている。
そして、夜ベッドに入るとおまえはようやく目を覚まし一晩中、自分の本当の姿に戻れるのだ。

よっぽどいいじゃないか、そのほうが」と。私はこの時、夢があるから
現実が見られるのだという事を教えられたような気がした。


永遠の命の

空想ごっこ。

 
 小さな王様は、人間の本当の姿なのだと思う。

本当はみんな王様だったのだと思う。ただ、みんな大人という仮面をかぶり、
社会に適応し、現実と戦っていくうちに、忘れてしまったのだと思う。

 いつか、小さな王様と「僕」がした、永遠の命の空想ごっこ。
私は、永遠の命を持つことは、死よりも恐ろしい事だと思う。
生きていることのすばらしさを忘れてしまうと思うからだ。
それに、本当の永遠の命とは、自分の血が子供へ、
またその子供へと受けつがれていくことだと思う。

 永遠の命
 王様は、人は死んだら星になり、王様は星から生まれると言っていた。
私は、王様は死んでいった人々の夢であり願いであるような気がした。

人間は死んだら星になり、王様になり、死んでから永遠がはじまるみたいだった。
こっちの永遠は、生き続ける永遠の命より、ずっとステキな事だと思う。