早起き三文の徳

                                                          高野圭介

 早起きの習慣
 いつの間に、こんな早起きの習慣が身についてしまったのだろうか。
毎日が判を付いたように、時間通りに身体が動くことになってしまった。



反射的に飛び起きる
早朝4時に目が醒めたら、反射的に飛び起きる。

それから1時間、インターネットの処理が一番。アイディアの整理が2番。
5時には朝食。6時前には家を出て、海辺の太極拳やラジオ体操。
7時半に帰ったら、シャワーで身体を清潔にして、終わり。

それだけのことですが、毎日毎日それを繰り返している。

早起きの諺
 時折、あちこちに「規則正しい生活習慣を」「早起き三文の徳 」
「朝型人間の成功哲学」を見付けると、何か自分が支持されているようで、
我が意を得たりと、嬉しくなってくる。

諺にも「朝起きは七つの徳あり」とも言われている。

英語にもあるproverb(ことわざ)
The early bird catches the worm.(早起きの鳥が虫を捕らえる)



Early to bed and early to rise, makes a man healthy, wealthy and wise.
(早寝早起きは人を健康に、裕福に、賢明にする)

その代わり、夜9時を過ぎると、身体中が、特に頭から眠くなってしまう。
10時には、もうバタンキュウで、すぐ眠りについてしまう。

早朝の頭は冴えて
早朝の頭は冴えていて、活性化しているのかな?と思う程で、仕事が捗る。
また、
9時頃には1日分の用件がすっかり片付いていて、ゆとりのある生活が待っている。

ものの本に朝と夜の頭の違いをこのようなことが記してあったが・・・、

「夜に頭 という樽に知識や考えという材料のぶどうを一杯入れておくと、
一晩寝て熟成させる と、おいしいアイデアのワインになっているという感じなのです。」

中国の朝型志向


私は、中国の北京師範大学によく投宿して、キャンバス内の早朝太極拳に行った。

道すがら、本を片手に暗記物の勉強をする学生にいつも出会う。
聞けば、朝5時に起きて勉強するというのは、中国では常識なのだという。
5時に起きてから、7時まで2時間、暗記科目の勉強をするのだそうだ。


日本や韓国は、完全に夜型だが、中国の朝型志向は、とても健全だと思う。


先が短くなると・・・

巧くできていると感嘆

 
 
朝だけが人生ではないが、
時間の循環が変わっていって、今の私には1日が長い。



でも、先が短くなると、
1日が長くなってくるとは、巧くできていると感嘆することしきりである。