音の速さ、方向・・・両耳の効用 補聴器に馴染む 2回の点検に際し 高野圭介 |
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12月9日(水) | 早朝、湯の沸騰する音に驚いた。 平家の水鳥の羽ばたきにも似た感じで、一つの発見だった。 ゴルフに行った。 ゴルフのコースで、補聴器で存分に音を楽しんだ。 小川のせせらぎの音。小鳥のさえずり。クラブで球を打った音。 耳元を撫でて吹く風etc. カートのエンジンと車の軋む音も初めてだったが、 帰りの道路上で電車、自動車、など乗り物の走る音も結構騒々しい。 |
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12月10日(木) | 忘年会に耳を連れて行きました。 食事に、たいした違和感も無く、食べられました。 家での食事は、未だ無理ですが、何でか分かりません。 皆さまの会話に、何の抵抗もなく、スムースに入れました。 だいたい、日常生活に溶け込んできた感じです。 |
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12月11日(金) | テニスに行った。 ボールを打った時の球の音を初めて聞いた。感触のいい音である。 それより、いつも振り遅れして失敗していたのがタイミングが合ってきた。 球が早めにしっかり見えるようになっているのだ。 これが一番嬉しい。 その理由を、その仕組みを知りたい。 |
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音の速さ、方向 | 音の速さ、方向・・・両耳の効用について、いろいろ考えてみた。 昔、塙保己一が、「眼明きは不自由なもんじゃ」と言った。 因みに塙保伝記に発奮したのがヘレン・ケラーである。 私は・・・盲目は音感が発達するものと、思っていた。 今の自分はどうなっているのか、全然分からないが、 以下、問題を提起する。 1.両耳には聞こえてくる音の分析から方向、距離などを測る。 両耳に届く音の時間差+両耳に届く音の大きさの違い(音圧差)で 方向と距離がわかるようになっているということ(乃込先生)のようだ。 恰も、両眼で遠近を測るようにとは・・ほほう・・眼だけと思っていた。 2.神経系統の刺激から、動体視力も相当回復途上にあるか。 脳神経は12本あるそうだが、プロの世界は見当も付かない。 3.視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感はそれぞれ独立している とはいうものの、神経の刺激という観点からして相互補完の関係、 ・・・なにがしかの相互交流の実体もあるのではないか。 |