自由と平等の矛盾を超えて



                                           高野圭介

 勝ち抜く喜び
 碁を打って、誰しも「勝ちたいなぁ」と神経を磨り減らすほど考えるものだ。
そして勝てたときの喜びは疲れも吹っ飛ぶ。

 実戦は自分の心の中で自由に羽ばたく読み筋を具現したもの。
自分の碁は自分自身を盤上に展開した創造物であるのだ。



 仲間と打つ喜び
いっぽう、仲間があって碁が打てる。そこに人生がある。

その仲間と競争よりも手を携えて一緒に歩む楽しさは他に類を見ない。
生活の基盤を為す最も大切なものは「一緒に歩もう」の気持ちであって、
みんな仲間は平等の立場なのだ。


 自由と平等の

生きた姿




今、若愚会という名の囲碁会が生まれた。

みんなでお互い切磋琢磨して全体のレベルアップを目指すべきと考える。
会員はそれぞれが独創的な学習で、抜きん出た棋力を目指すのが良い。

 ここに自由と平等の生きた姿を見る。

フランス革命
そもそも自由平等友愛というのはフランス革命のイデオロギーで、
フランス国旗:三色旗に象徴されている。



イギリスの名誉革命、アメリカの独立革命の後、フランスには
古いままのフランスの社会制度:アンシャン=レジームが残っていた。
1789年、
バスティーユ牢獄襲撃に成功したパリ市民たちが自由と平等を
求めて作った旗がこの三色旗。

成功への道 
成功するための努力には次の三つのレベルがあるされている。

1.物理的なエネルギーを注ぎ込むひたすらな努力。・・・棋理の理解

2.成功に導く方法を工夫してみようする努力。・・・・囲碁展開のノウハウ

3.自分の個性を生かせる評価基準を見つけようとする努力。・・・自分の独創

スタートは全員平等の初心者。成功への道を歩むのは
平素から問題意識を持ち続けて抜きん出る者に栄冠が待つでしょう。


平等を前提条件

とした自由競争


    

 ここに、自由と平等の矛盾を乗り超えるものを探るとすれば、
平等を前提条件とした自由競争ということで、
結果の平等ではないということだ。