自由のメッカ・・・碁吉会

                                                     高野圭介

ドゥブロヴニクの

港町。
 

 過日、NHK TVで、一枚の地図が映った。
それが城壁となり、城壁散策と変わっていった。

一瞬、クロアチアはドゥブロヴニクの地図と判かった。



エーゲ海クルーズの旅に、2010年5月30日発6月8日10日間、
碁吉会から四人の侍が出掛けたとき、
最終寄港地がドゥブロヴニクで、美しくて有名な港町。


圧巻・城壁ツアー

世界中で、
誰が見ても、
これ以上の
素晴らしい街はない


絶賛する

 

今回のクルージングを締めくくるに、仕組まれたような
舞台回しがこの、城壁ぐるりツアーだ。

ミニ・万里の長城のごとき壁上の石畳道。
紺碧の海には我がフォーチュナー号客船の巨体が真っ白に映える。
聳え立つ山肌は深緑に覆われて、折からの晴天と、合致して素晴らしい。
見下ろす町並みは、南仏独特の屋根色が
そのまま再現されていて落ち着いたたたずまいを見せる。

夏の屋根オレンジ一色ドブロブニク    圭介



自由は買えない  
その城壁の一部の文字を指さして言った。

「黄金を買うことは出来ても、自由は買えない」と。
Can buy gold,buy freedom.   可以買黄金、買自由

外国からたびたび侵略され、苦渋の忍耐を余儀なくされた
市民の声だったのだろう。


碁吉会こそ

自由のメッカ


 その、自由の言葉はたちまち消えてしまった。そのとき、
「板垣死しても、自由は死なず」と、去来した。

自由はその人達の専売特許ではない。
碁吉会こそ、本家本元、自由のメッカである。


碁吉憲章






碁吉会は創立20周年を迎える。

創立当時、多士済々が心血を注いで作った碁吉憲章



碁吉憲章



 
我々は碁吉である

 我々は囲碁を愛好し、棋力の向上に努める

 我々はそれぞれの囲碁観を持っており、それは侵されない

我々は囲碁の普及に微力を尽くす

我々は囲碁を通じて人生の歓びを分かち合う

この「個人の囲碁観は、それは侵されない」と、
個人の自由を謳歌する姿勢が碁吉会の基礎理念となっているのが面白い。
かって、水戸由香里プロが「凄い!感動した」と言われたのを思い出す。

碁は人生の縮図
ところが、ままならぬのが自由。言うべくして難しい。
いろんな制約が生じて、自由が阻害される。

碁は人生の縮図と言われる。

自由奔放な着手が許される。もっと良いのは一局が済んで、
又一局と真っさらのやり直しが効く。

人生は一過性だからそうはいかない。

打っていると、何かの一着が打たれたら、
その周辺は天変地異のような地殻変動が起きていて、
次の一手に着手の自由が相当奪われている。

その波動のキャッチが先決要件である。