囲碁の「ジャネの法則」



                               
 高野圭介

歳と時間  
「あら、もう、お正月??・・・早いね」
「年往くと時間の経つのがだんだん早うなる。」

「おまけに、何でだろう。皆歳相応に年丸出しに見えてくる。」
「そう、あなた若いねと言われても、やはり歳。」



歳の経つ早さにも、ひとつの法則があるんだって。

ジャネの法則

 
ジャネの法則

心理的に感じる年月の長さは年齢に反比例するという説。

例えば、60歳ちょうどの人にとって1年は人生の60分の1であり、
6歳ちょうどの子供にとり1年は6分の1。
よって歳をとるほど1年の重みが減り、主観的に感じる年月の長さは
歳をとるほど短くなる(時間が早く過ぎると感じる)、としている。

フランス
の心理学者ピエール・ジャネの著作『記憶の進化と時間観念』
(1928年刊、未邦訳)で知られている

青春訓


高齢者の時間は極端に短くなる、とはいえ、
心の持ち方で、感じ方も変わってくる。
万年青春に贈る詩がある。

青春訓

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
信念と共に生きる者は若く、疑惑と共に生きる者は老ゆる。
自信と共に生きる者は若く 、恐怖と共に生きる者は老ゆる。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。

            サミエル・ウルマン


おまんじゅう
限界価値説

 


あ、分かった!

美味しいおまんじゅうを二つ食べたら、美味しさは2分の1。
8つも食べたら美味しく感じるのは8分の1になる。
「おまんじゅう限界価値説」を提唱しようか。

だから、独り占めはダメだよという法則か。


碁の時系列上
一石の価値

 
巧いこと言うなぁ

碁を打っていて、
医師の持つ1個の価値は、序盤の10手は10分の1。
中盤から終盤にかけては200分の1とか、250分の1となる。



そうだね、
最後になると、「下手がハネてもハネ2目」と言うじゃない。
そうか、
立ち上がり、序盤の1手の価値は想像外に高いんだ。
「序盤はどこに打っても一緒だ!」というのは、何も知っていない。
あははっh