白を恐れず戦い、もっと勝ちたい

坂根3段の強くなるためのアドバイスの学習と反省

                                                  高野圭介



勝つ努力をして、勝とう

諸先生方のアドバイスを集約して

碁のことを考える
問題意識を持て。

詰め碁を解こう
石の生き死にが問題だ。

細心の注意を
碁はミスで負ける。

楽しく打とう
良い碁の仲間と打つ。



鬼に金棒の顔つき

坂根3段



最近、勝ちが増えてきて、鬼に金棒みたいな顔つきになってきて、
態度から言うことも違って来た人が居る。

將碁友の会で、
碁吉会のリーグ戦・Eリーグの坂根富雄3段である。


今年:2010年に入ってからの好調の戦績を見よう。 

 7月(今進行中) 
8勝2敗
 
6月
9勝2敗
 
5月
6勝6敗
 
 4月
5勝6敗
 
3月
4勝7敗
 
 2月
5勝7敗
1月
5勝7敗
 

本人には、何か心当たりというものがあって、変身を遂げつつある。

でも、
「勝っても勝っても、ただ相手の方の、ミスのおかげで、
勝ち星が多いだけなのです。」
と謙虚である。 

 囲碁上達のアドバイス


囲碁上達のアドバイスが
『116の衆妙』関西棋院創立35周年記念出版に集約されている。

橋本宇太郎総帥の「詰碁」を始めとして、詰碁が多い。
「実戦対局」
も多いが、
「自分より上手と打て」
とか
「楽しく打とう」
が結構ある。
また、
表現はさまざまだが、「碁に問題意識を持て」にとどめを刺すか。

新進の坂根説
新進の坂根説に耳を傾けよう。

プロ棋士が上達の秘訣として、いろいろとアドバイスされてますが、
やはり決め手と言った上達法はなく、
各自の囲碁に対する愛情と努力以外になさそうです。


 
林海峰九段のアドバイス

いい相手と楽しく打つこと。楽しいのが一番です。
 技術的には、詰め碁を沢山解くこと。

「碁は相手が負けてくれるもの」で、
 碁の勝負は、妙手や好着より、ミスがいくつ出たかで決まる。

 だから、勝とうという気持ちを忘れてミスを防ぐほうが、
良い結果につながるとのこと。


 時本壱八段の助言
アマチュアのみなさんに「いい失敗を沢山して下さい」といっています。
囲碁では安全勝ちは殆どありません。
むしろ安全に打つと「安全に」負かされるのが囲碁なのです。

負けを恐れず、負けたときに悔いのないように
積極的に打つことをおすすめしたい。

 
坂田九段のアドバイス
まずは意欲を持つこと、
自分で学び自分で強くなるというのが本筋です。

意欲のない者に碁を学べと言ってもぬかに釘です。

次に重要なことは、置石は多めに置くことです。


ともかく
自分が勝てるまで多めに置いて打たないと上手は真剣に打って来ません。

上手は勝つための、あらゆる手段を繰り出してきます。
これを凌いで勝つことが上達の基本です。

苦労も楽しみのうちと心得て
努力なくして上達する方法がないことを
肝に銘じておくべきです。

 
坂根反省の弁
確かに、強くならなくとも楽しいのが囲碁です。
かといって、楽しんでばかりいては上達は如何かと思います。


「僕は十番戦Eリーグで、本当に苦しい手合いもあり、
坂田先生の、自分からあらゆる手段を繰り出すなど、
全く無くございません。」

さて、皆さまは?

 


ぶっちぎりの黒勝ち

高野圭介  vs  8子 坂根富雄
                 白3.5目コミ出し


2010年6月9日 於將碁友の会Eリーグ戦

237手完 黒26.5目勝ち