志は気の師なり 2012年元旦のご挨拶に代えて 2012年元旦 高野圭介 |
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新年明けましてお目出度うございます。 「鶴千年、亀は万年、人百年」 いよいよ人生百年の時代の到来です。 |
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内憂外患 | 我々の周辺を見ますと、日本は内憂外患であります。 対外的には,円高、ユーロの危機、近隣諸国からの領土の無理難題、 対内的には、大津波と大震災、財政と行政、不況とデフレ。 人には逃れられない生老病死は、ともかくも。 |
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山紫水明の自然 | 先が見えず、充たされない何ものかに戸惑い、 日々の暮らし向きもそう明るいものでもない。 日本は武力に弱いから、志操の持ちようが無いのか。 日本再生は? それでも山紫水明の自然の中、家族があって友がいる。 陽が昇り月は沈む。三度の食事があり、安眠がある。 希望を失ったとき、老いる。気力が萎えたとき、破砕帯に陥る。 |
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生き抜く気力 | さて、われわれはどう生き抜くか? 碁を勝ち抜くのは気力である。スポーツの栄冠も気力の充実からである。 病気に負けないのも気力。そうだ、人生を生き抜くのは気力からである。
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理想を実現 | 気力は気合い。理想を実現する気合い。 囲碁に、スポーツに、折々の事柄に、得意端然 失意泰然 国家も、仲間も、この我が身さえも、余力を振り絞り、
我々も 飽きることなき探求心、尽きることなき好奇心に、 強靱なる志操をもて、気力を充実させて勝ち抜こう。 |