人生、今が無二の好期!


                                                  高野圭介

幸運の優勝 
ここ数年間、数々の碁会で、たびたび勝ち切ることが出来た。

豊友会家田会関西医師碁会保健医碁会

亀岡市碁会、 神戸市須磨区老人碁会、、
しかし、
2012年箱根碁会で、決勝戦で優勝を逃したのは残念なことであった。
とんだミスで敗退した。 (これが実力だ)



 同じ土俵  
こう言うと、強引そうに聞こえるが、そうではない。

年齢とか、環境とか、同じ土俵で戦える範囲の棋戦という条件の中で、
運が良いといえる結果が残った、ということである。


つまり、条件の違うところの、初めから負けそうなところへは顔を出さないと言うことである。
例えば、若い者の出てくる新聞社の棋戦。あるいは世界アマ選手権戦などのように。

本当に強ければ、常に無差別級である。しかし、そうはいかない。

だいたい、自分の棋力は、オールJAPANでベスト4桁(数万台)が妥当で、
ベスト3桁(数千台)には入らない。否、だいたいプロだけでも600人居る。
入りようがないのが至当であろう。

ただ、昭和一桁台の中では、3桁かも知れない。
昭和一桁は戦争の具合で、囲碁人数が元々極端に少ないのである。

 人生一過性

 
来し方を振り返ると、もっと碁に打ち込む機会があったのに、とも思うが、
人生一過性とものだけに振り返ってみても仕方が無い。

碁キチ万人がそう思っているだろう。

 「心の道」
「やり直しのきかぬ道・・・」
には「心の道」作者不詳として、こんな歌がある。

「心の道」

子供叱るな来た道じゃ

年寄り笑うな行く道じゃ
来た道行く道二人旅
これから通る今日の道
通り直しのできぬ道


作者は不詳。妙好人(=浄土宗の信徒の誰か)という。
永六輔が著作『大往生』で、愛知県の犬山で見たビラの言葉を広めたという。

歌が広まる内に、自主的にアレンジされてきたものがいくつかある。

 アレンジ  


子供叱るな来た道だもの、
年寄り笑うな行く道だもの、
来た道行く道二人旅、
これから通る今日の道、
通り直しのできぬ道


今、やらねば  
あるいは又、

子供叱るな来た道じゃ
年寄り笑うな往く道じゃ
来た道往く道ひとり旅
これから通る今日の道

今やらねばいつ出来る
わしがやらねば誰がやる


この最後付け足しの2行は、
生涯学習・人間塾「21世紀に向かっての人間研究」著者・天草義照
(碁吉会のメンバーであったが、2000年の頃、音信不通となった)が付けたもの。

 今は無二の好期

 
然り! 加齢でも何が何でも、
何かをするには今が最良の一日、今は無二の好期である。