この国の形・碁の形

                                                高野圭介



この国の形
今、日本は少しおかしい。政治・経済・外交がおかしいというのは
今までの観念上おかしいのであって、問題ないのだろうが。

司馬遼太郎によれば、
大和政権が7世紀によって日本が統一制の高い国家となって、様相が一変したこと。

近代、大政奉還によって19世紀に明治維新が遂行され、
一夜にして統一国家が出来てしまった。
この2回


ただ今は3回目?民主党によって、新しい国の形を模索している。
沖縄の軍事基地・予算の仕分け・etc.
そのまっただ中にある。

思うに、
日本はアメリカとの友好第一は絶対なのだが、アメリカ追従からの脱却。
民意優先の民主国と言っても、横暴官僚支配からの脱却の二つが目下の方針で、
その後は
「なるようになる」という方針のように見える。

歴史で言えば、フランス革命も同じだったのだろう。


まあ、進行途上だから、関与にはほど遠く、分からぬ我々にすれば、
頼りないと言ったら、頼りないとしか思えない。

ただ、外交一つ取っても、世界が同時進行しているので、
武力放棄した日本がどこまで妙好人たり得るか、知れたものではない。




この碁の形


一局の碁に「この碁の形」・・・一般に「碁形」という・・・を見据えて、
盤に向かっているか?が問題である。

碁形の判断にはいろんな要素が含まれている。

「部分の優れた形、アジの善し悪し、全局の調和といった静的な把握。
また、切って、封じ込むとか、手抜きして、先着するといった動的な戦術.etc.」を
一瞬に判断しなければ、万全を期し得ない。

「これが良い!」と、掌に載せて提示するのはとても難しい。
自分の感性に合った碁形を常に模索しておくことは大切と思う。

その理想の碁形から乖離していないかが、判断の基準になるからだ。

仮に間違っても、
碁ならば、勝負手もあるし、次の一局が待っているが・・・。

日本の国の形
日本の国の形に、話を戻そう。

私らが「おかしい」といっても、「この国の形を見よ!」と、明らかに提示して欲しい。
将来像としての思想・哲学が為政者にどれほど培われているのだろうか、
何とか指針を間違わないで欲しい。