ロコモティブシンドローム

                          高野圭介


 「ロコモ」
「ロコモ」は、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」
「ねたきりや要介護状態」の3大要因のひとつになっています。

易しく言えば、運動しようという気持ちを少しずつ積み重ねながら
、動いていると、自然に筋肉や骨もしっかり付いてきて、
加齢による肉体の老化も防げるし、要介護なんてとんでもないといいう
健康寿命の恩恵が受けられる。というのです。

ロコモとはロコモティブシンドローム
(locomotive syndrome)
ロコモティブ症候群の略です。


ロコモティブ:Locomotive



「運動の」という意味です。「機関車」という意味もあります。能動的な意味合いをもつ言葉で、
Locomotive Engine.「運動器」は広く「人の健康の根幹である」という考えを背景とし、
「年齢」に否定的なイメージを持ち込まないことが必要だと考えて、選んだものです。

 運動はLocomotion.運動器(locomotive organs)とは骨・関節・靱帯、脊椎・脊髄、筋肉・腱、
末梢神経など、体を支え(支持)、動かす(運動・移動)役割をする器官:体幹の総称です。

運動機能  
例えば、「閉じこもり」などで、運動不足になると、これらの「筋力」や
「バランス能力の低下」などと、相まって、
「運動機能の低下」が起こり、悪循環に陥ります。

つまり,ロコモは、「寝たきり」や「要介護」の主要な原因となります。





 高齢者の

total healt


メタボとロコモと認知症

 メタボ:メタボリックシンドロームは、心臓や脳血管などの「内臓の病気」で
「健康寿命」が短くなったり「要介護状態」になるのに対し、
ロコモ:ロコモティブシンドロームでは、「運動器の障害」が原因でおこります、
更に、「ロコモ」と「メタボ」や「認知症」を合併することになっていくのです。

 高齢者のtotal healthの観点からは最も重要な三要素です。