マニフェストの目線

                                                            高野圭介 

 蘊蓄のある妙着
総選挙も済んで、皆さんのマニフェストをどう評価しても構わない時を迎えた。

各党の違いを見せる突出したテーマに、さすが!蘊蓄のある妙着を選んでみた。

 1.国民新党  
「良き談合」入札制度見直しは誤解を生じそうなだけに、
勇気を持って公言したと思われる。

談合がれば、仕事量のシェアが万事巧くいくことになろう。
ただ、肝腎の金の問題の解決法が難しいだけに、
「良き談合」は良きカルテル同様存在しないのでは。

 2.新党日本
「前例踏襲主義」を溶かすというのは保守主義の安全弁で、裁判の判例も然り。
前例がら逸脱すると非難の対象になろう。

それを溶かす、と言うのが面白い。前例万能だけでは済まされない。猫の首に鈴だ。

 3.みんなの党
「役人天国・議員天国」リストラ断行は政治生命をかけた渡辺喜美命がけの公言実行である。
並みの議員先生とはちと違う。
諸手を挙げて賛成!

並みの議員たる者、美味しい議席に酔うているのは「ヤク」をやっているようなものだ。


 4.改革クラブ

5.社民党


改革クラブ「格差がない社会」。

社民党「格差社会を正す」


世事に疎い私にはここに言う・・「格差」の意味が判然としなかった。

格差の問題とは・・・平等主義と経済格差論

ご参考までに・・・cf: 公平も平等の実践は難しい

 6.民主党
目玉政策の2つ。

高速道路無料化は受益者負担にう答えるのか?

子ども手当の不公平感。

 7.自民党
「漫画の殿堂」117億は、おソーリ大臣の寝ぼけそら言だが、
昔から「お大尽の遊び」とはよう言うたもの。

大敗の源泉はこの辺りにも、散乱している。

 8.共産党
常に、反体制派のよそいき発言。
憲法第9条の平和を守れ。日米軍事同盟中心をただせ。

そんな常套手法でしょうか。

 9.ひょうご市民活動
兵庫県に草の根運動母体がある。主張というか、問題提起というか、
それをマニフェストというならば、目に付くのが次の2点。是々非々の目線で。

「反戦思想として、日の丸掲揚反対・国歌斉唱反対」
日の丸・国歌の認識についてのスタンスがいびつに感じる。

「社会正義を護る弁護士はなぜ悪の権化・加害者を弁護するか?」

例えば、オウム、光市事件、和歌山のカレー事件等々の凶悪犯罪事件の
被告人の弁護をなぜ本気でするのか?この主張には荷担する。

10.碁吉会
碁吉会大阪道場主  井原嗣治主張。

「我々は自然の恵みの中に生かされている。
だから、みんな仲良く分け合い助け合って、楽しく陽気に感謝を忘れず、
幸福に暮らさせて頂こう。」