民意で動く


何かが変わる



                                      高野圭介

  
大阪都構想が今、一つの焦点になっている。

いまの大阪市を廃止して、5つの特別区を設ける、いわゆる「大阪都構想」の協定書は、
先週の大阪市議会に続いて、17日、大阪府議会でも賛成多数で承認されました。
これによって5月17日にも住民投票が実施されることになり、
「大阪都構想」は、実現するかどうかが決まる重要な局面を迎えます。

大阪維新の会は「大阪府と大阪市の二重行政を解消し、
新たな財源を生み出すためには『都構想』を実現する以外にない」などと訴えています。

         

  
「大阪都構想」の協定書が先か、民意が先か。

必要に迫まれて法律を作ったものの、それが民意という住民の声に反する場合、
実施不可能に陥る。
それでも、その法律は自分たちが選挙で選んだ議員さんの合意で作られたものだ。

企画の決定機関と、着工の決定機関にはいつも隔たりを感じる。

 
「Yes on 15」

もう25年も前のこと、カリフォルニアで、道路端に見た道路標識のような立て札。
私は「15日に何かの投票の案内」かと思った。いったい何か?と聞いた。



「原子力の平和利用について、15の項目の中から、選ぼう」つまり
「許可しても良い原子力の利用の種類」を民意に問うている。
民意が先の法案作りであったわけだ。

  
須磨多聞線と呼ばれる道路がある。

都市計画の一貫として、は以前からあるが、なかなか着工出来ない。
それは民意が反対して、なかなか前に進めないと聞く。





上図、中央本線から須磨多聞線(青い線)の先っちょに位置している右奥の赤いマンションが私宅。