ニーチェ・超人の名言


「我々は永遠の無の中に漂っているのではなかろうか」   「ツァラトゥストラはかく語りき」より

                                                             高野圭介



ニーチェ紹介


(Friedrich Wilhelm Nietzsche(1844〜1900) ドイツの哲学者。実存哲学の先駆者。
キリスト教的・民主主義的倫理を弱者の奴隷道徳とみなし、
強者の自律的道徳すなわち君主道徳を説き、その具現者を「超人」とする思想に達した。

著書「ツァラトゥストラはかく語りき」「善悪の彼岸」「道徳の系譜学」「権力への意志」など。


 加田美保子女史
この2011年3月、「内外名士・教授杯囲碁大会」に仲間と、参加するため中国は上海に行った。
 上海の外灘を歩く。星空・河岸の電飾を散策中の会話である。

「皆さまは幸せになりなさい。
幸せにならないと、幸せな人を妬むことになります。
不幸になってはいけません。」



裁判所勤務時代、「上司のこの言葉がありありと残っています」と
加田美保子女史の述懐だった。

 生きざまのテーゼ
過日、NHKテレビから、二-チェの言葉が流れてきた。
「明るい世界でまったりと生きたい。」と。

 ニーチェのこの名言を私自身、余生の生きざまのテーゼとしたい
「ニーチェの言葉」「ニーチェ・愛の言葉」を手に入れた。

 驚いたことに、その文中に、全くそのままの言葉を見付けた。

「下劣な人間は他人の下劣さしか見えません。」
   「ニーチェ・愛の言葉」適菜収著 p.114



 人は自分の器量の範囲でしか他人を図ることが出来ません。
逆に言うと、人を評価するとき、自分の器が図られてしまう。
そして、美女は他人の高さを認める男を選びます。
適菜収・注釈

 ニーチェ探索
「ツアラトゥストラはかく語りき」に、何を語らせたか?興味津々である。

 ただ今、ニーチェの思想に傾注し、
ニーチェ探索のほんの入り口に差しかかった早々発見した名言をお伝えする。

独創的な頭脳 

そのまま・・・碁の肥やしになる・・・二つの言葉



独創的――何かの新しいものをはじめて観察することではなく、
古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが
見逃されていたものを新しいもののように観察することが
真に独創的な頭脳の証拠である。

―「人間的な、あまりに人間的な」―

自分の足を使う 


また、高く登ろうと思うなら、自分の足を使うことだ!
高いところへは、他人によって運ばれてはならない。
人の背中や頭に乗ってはならない!

   ―「ツァラトゥストラかく語りき」―