教えることは学ぶこと 高野圭介 |
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愛理の学び | 子どもの育成、否、赤ちゃんの生育はいつもは関わっていないが、 孫の愛理がすくすく大きくなるのに接すると楽しいものだ。 海綿があらゆるものを吸い取るように、 手当たり次第見るもの触るものすべてを学習しているように見える。 まさに無から有を生じるような変貌を遂げているのだ。 |
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万物皆師 | 「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である」 言い古されているそんな言葉が浮かんだ。 ちょっと付け加えれば、「良しにつけ悪しきにつけ」だから怖い。 教えることは学ぶこと。そのように思っていました。 教えられたり教えたりの中で「碁とは何か」と自問を繰り返しているのである。 |
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藤沢 モト | 折しも、週間碁に記載された「大丈夫、死ぬまで生きる」 藤沢モト著にある言葉 曰く「人に教える、人を育てるということは自分が 不要になることに向かっているでもあります。」 全く想像もしない卓見だった。 |
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活力ある時間 | 私は碁を教える機会もそこそこある。 しかし、教えるというよりも、「棋理の基礎学力」「攻守の戦略性」 「全局のバランス感覚」などなど、私の囲碁観を伝えたい。 おこがましい話かも知れないが、限られた活力ある時間内に、 自分の持てるすべてのものを分かって貰いたいというのが本音だ。 |