スポーツマンシップを考える 大相撲の八百長事件から、碁の時間がらみフェアプレーについて 高野圭介 |
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フェアプレイ | 今、大相撲が星の八百長とか。いろんな論評で揺れている。 プロレスなら許されるが、大相撲では許されない・・とも言う。 どんな結末を迎えるか、予断は許さないだろう。 この際、スポーツマンシップとは、フェアプレイとは、など考えを巡らした。これが難しい。
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アンフェアな プレーヤー |
ベストパフォーマンスを実現するために、心技体を整えるのだが、 フェアなプレーヤーとアンフェアなプレーヤーの特徴を見ると、
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事件の経過 |
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ルールに違反した | 碁のルールと言えば、「石を取ったとき、盤上にハマ(上げ石のこと)を残して、 次の手を打ってはいけない」というルールがあるが、 結城 聡天元が、勝っている碁をそのルールに違反したためにいさぎよく投了した。 |
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4次元のゲーム | 囲碁がスポーツの仲間に入って、 時間が囲碁の大きなファクターとなって、4次元のゲームとなってきた。 「切れ負け」という時間の 設定は、秒読みもなく、厳しい。 打ち上げた石を除去する時間も、ダメを詰める時間も入っているのだ。 したがって、切れるのを待つのに、無駄なダメ石を打たせてという不埒な人も居る。 これなどはアンフェアなプレーヤーの特徴でもある。 |
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秒読み係の苦悩 | また、秒読みにしても、3.2.1.・・・と読んで、0.が、なかなか読めないのだそうだ。 特に,打ち手が大家の場合、読んで、トラブルに巻き込まれる怖れもあるし。 だから、言わないのはアンフェアなジャッジだ。 したがって、0.の前の1秒のコールは勇気が要る。 |
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不遜な依田 | 碁の終わりだけでない。始まりにも問題山積だ。 囲碁の依田紀基名人が2002年4月からNHK教育で始まる 「第50回NHK杯囲碁トーナメント」に出場しないことを明言。 囲碁界の花形選手が勢揃いする歴史ある大会で、 当代きっての名人不参加は前代未聞。 原因は何か?依田氏の度重なる遅刻に教養番組部の ディレクターが強行措置をとったという噂だ。 依田とNHK戦不参加は賛否両論であったが、不遜・依田は爾来、 いつしか影が薄くなり、昨今では、檜舞台に余り見ない。 どうも、精神的なよりどころが大切なのではないか。 |
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人情が絡んできて | 何がフェアプレーで、それを守るのがスポーツマンシップか? やはり、角の立つ判定もあり、実はやはり曖昧な言葉でもあり、 実行に当たっては、分かった範囲でも、瞬間に人情が持ち上がって難しいものだ。 |