棲めば都・住めば都 高野圭介 |
|
アニマル プラネット |
最近のテレビで「Animal Planet」が面白い。 アニマルプラネットは、野生動物、ペット、動物と人間、それを取巻く 環境などのドキュメンタリーから愉快な話題まで、盛りだくさん。 注:2008年から放映。日本の調査捕鯨船への妨害行為で問題になった 環境保護団体シーシェパードの活動を記録したドキュメンタリー番組。 この団体の資金源との声も。 |
棲めば都 | この自然の生態系。 その頂点に立つのは、ライオンかワニか。象かサソリか。 あらゆる生を受けたものたちの生き様はいつも心の躍動する時間です。 森の中、海の底、あらゆるところに棲んでいる動物が、 自分の環境に適合して快適な環境の下に、生き生きと棲んでいることです。 そうです。棲めば都と生を満喫していることが凄いのです。 |
他と比べない | 快適かそうでないかは自分自身の感じ方以外の何ものでもない。 つまり、しあわせと同じで、他と比較しないこと。 その観点は、5つのWと1つのHに答えていなければならない。 When いつ、Where どこで、Who だれが、What 何を、 Why なぜ、したのか、そして、How どのように、である。 |
須磨区月見山 | ところが、弱肉強食という摂理には抗しようがなく、 生きていくための死にものぐるいの食物連鎖に殉じていく。 この崇高な生の営みには感動しかありません。 ここで、人間の生き様についてめくらせてみよう。 今、人間と一般論で言うよりも、自分自身が住めば都としているこの 神戸市須磨区月見山での生活の様子を俯瞰してみょうと思う。 |
住めば都の月見山に住み着いて 高野圭介 |
|
1.When いつ | 早朝、須磨浜でのラジオ体操に始まる一日。 四季を通じて台風とか天災も少なく、時の移ろいも温暖な気候です。 |
2.Where どこで | おしゃれな神戸と言っても、神戸では田舎。 山と海が箱庭で、私の家からは六甲山へ10分、瀬戸内海へ10分。 これ以上の快適に囲まれた自然はない。しかも都心の三宮まで電車で15分。 |
3.Who だれが | 加齢と共に行動半径が狭まるというより、地域化されてきている。 地の人達との交流がだいじになってきている。 行政、趣味、日頃顔を合わせる友人たち。 自分が心を開いたら皆さまも。自分が心を閉じたら皆さまも。 |
4.What 何を | 日頃何に興味を持ち、何と取り組むかですが、テニス、ゴルフ、 卓球、太極拳、水泳などのスポーツの場所・人に事欠かない。 碁は碁で楽しい仲間が居る。 着るものは全く自由の世界。 食べ物はスーパーのお陰で、今は日本中如何なる人でも 区別なく同じものを食べている。友愛平等・そういう時代です。 |
6.Why なぜ | なぜと言ったって、 結局は自分のためだけれど、 一人は皆のために。皆は一人のために。 そうです。 皆に受け入れられて初めて生きていける。これが原則だからだ。 |
7. How どのように | 人は憲法で言論の自由。行動の自由は保障されている。 心の赴くままにである。 ただ、どう赴くかというと、無為が最善最高という方も居るのだなぁ。 やはり、自分の体調は自分がコントロールせねばといっても、 加齢の摂理は甘んじなければ如何とも出来ない。 |
おお、住めば都 | 従来、月見山は「医者銀座」といわれるが、これは温暖の故に 転地療法の地とされていた、とは長老の言葉である。 前向きの健康増進意欲はいよいよ盛ん。 山に海に遊び、体育の施設、機会もますます増え、 身体を癒やす「整体鍼灸銀座」の進出急。 やがて、 慈愛に満ちた終の棲家を見付け安住を得る。 それとても、自然には逆らえず、いつしか、 草木も枯れ、水も干上がり、周囲も狭まって行く。 後は鬼の棲家か仏の住処か、あなた任せとなる。 |