碁智慧も体力勝負 高野圭介 |
|
トシ言うもんやなぁ | 最近、飛んだり跳ねたりがしにくくなってきた。加えて、長続きがしにくい。 つまり、動きが鈍く、すぐしんどうなる。 ああ、トシ言うもんやなぁと、実感するわけさ。 |
体力って、なぁに? | 掛かり付けの酒井英世医師を訪ねた。 懸案の血圧は126と65で、問題なしと言われる。 序でに、訊ねた。 「体力ってどういうものですか?」 「体力には瞬発力と持久力の二つがあって、云々」と。 |
行動体力 | 因みに、インターネットでの一説は、分かり易く、 一般には体力が強いということは狭義の体力、 つまり行動体力が強いことを意味します。 これは逆に言わないとピンと来ないから、 換言すれば、体力が落ちたとは、行動体力が弱まったと言う。 ここで、酒井医師説と合致する。 |
急激な落差 | 満80を目前にして、この二つが眼に見えて落ちているのを実感しているから、 たちまち納得した。 私の実感では、75から80までの後期高齢者、人生完成期、早く言うと、 最後のシュッシュ花火段階では急に、眼に見えて落差が激しかったようである。 希望的観測からすれば、80代に突入してしまったら、 もう急激な落差は忽ちにはやってこない。・・・そう信じたい。 |
脳味噌の皺 | 私の持論は、筋力的体力と脳内体力の関係は、いっぱんに言う、 脳味噌の皺の具合は同じように古びていくものであるだろう。 独り脳味噌だけ若々しいなんてことは絶対に無い。 |
碁智慧も体力勝負 | 世に「猿は猿智慧、碁は碁智慧」などと言って、 人間は一つことしか出来ないものだ。 餅は餅屋なのだが、私もいつの間にか碁屋の仲間入りをしている。 碁智慧も体力勝負。もうおぼつかない。 シュッシュ花火が吹き出すコロナの赤さ具合が 自分で見えないのが返って良いのかも知れない。 |