T&G&G・新時代の旗手


                                                 高野圭介
T&G&G
碁吉会の活動に、T&G&Gと3つのジャンルがある。

Tはテニス。Gはゴルフ。Gは碁。
それらが1日のサイクル。週サイクル。月サイクルと、複合されて、
私の生活のサイクルを築いている。





新時代の旗手


2008年に、折しも、日本に新時代の旗手が現れた。

錦織 圭。石川 遼。井山裕太。
この爽やかな若者のデビューは揃いも揃って
凄い集中力を以てスターダムに登場してきた。

彼ら三羽烏は、片山晋呉の言葉を借りれば「想いは必ず達す」と、
信念を持って精進を重ねた末の栄冠でもあった。

今さらに、この三天才を紹介するまでもないが、
それぞれが独自の境地を開いているところに注目したい。




錦織 圭

錦織 圭は空前絶後の「エア・ショット」である。

テニスのAIGジャパン・オープンの開幕前日イベントが
2008年9月28日、東京・有明コロシアムで行われ、
錦織 圭が添田 豪を相手に、先の全米オープンで話題になった
ジャンプして放つ「エア・ショット」が決まると、どよめきが起こった。




石川 遼


石川 遼は絶対の自信を持つティーショットのドライバーである。

新星の遼は新人の1億円プレーヤーとして
「チェンジ遼、ハニカミ王子」とも呼んで愛されている。

子供への影響は、ティーショット刻む子供いなくなったと言うし、
石川 遼がプロに転向した今季、ギャラリーの層と質が激変して、
「これまでは実際に自分でプレーする男性客が中心だったが、
女性と子供の数が圧倒的に増えた」そうだ。

遼の活躍はゴルフに縁がなかった子供と女性を競技に引き込んだ。




井山裕太



井山裕太については囲碁フアンの我々としては
余りにも身近に感じて、
将来の日本を背負うて立つ若者。

足跡は、
1998年(同3年)に少年少女囲碁大会全国大会で2年連続優勝。
また同年にはじまった全日本こども囲碁大会の初代優勝者にも輝き、
平成生まれのチャンピオンとして話題を集めた。

ヨミが深く、厚くて、地が好きという棋風はまさしく天才。
2002年、東大阪市立孔舎衙中学校1年生でプロ入り。
以降の戦跡は最年少記録ばかり。

 嬉しいことに、天下を沸かすこの三人の行く末を見つめながら、
日々好日とT&G&Gに勤しめる悦びを感じている。