水泳のトラブル

レーンの真ん中と右側通行の問題が発生した。

                                       高野圭介

上達の具合 
この一年半、毎日毎日連綿と泳いでいると、スクールにも入らなくとも、
それでも自分で上達の具合が分かってくるものだ。

問題点と言えば、やはり息継ぎが焦点になると思う。
それに、スピードの早い遅いとか、水との密着具合、手足の伸び具合、
傍目にスマートとか、いろいろあるだろう。



 コースの真ん中
今日、思いも掛けず注意を受けた。コースの真ん中を泳いでいるというのだ。

 最近は50metre以上泳ぐ許可のコースで泳いでいるが、何となく閑散としていて、
私一人であったから、コースの真ん中の線上を行き来していた。

すると、呼び止められて言われるには、右側通行だからレーンの右側で
泳いで欲しい、そういう苦情が出ています。というのだ。

 後から来た人が、同じレーンに入ってくれば、
分け合って右側通行にするのだが、
当の本人は真ん中を泳ぐ性癖を持っている人と、決めつけたのだろう。
そう思わせたのは申し訳ない。

OKとダメ 


 「誰もいないときに、真ん中の線上で泳ぐのは良いですか?」と聞けば、
「そりゃ、いいですよ」と言う。

 「あなたの言うことは矛盾しています。真ん中はOKだが、
真ん中はダメ、と言うのはおかしい。」と言いました。

 「そうですよ、如何なる場合でも真ん中はダメ、と言うなら分かりますが。」とも。

 海上  
 昨今、ヨットに乗っていますが、海上はプール同様右側通行なんですね。
海の中に出てしまうと、横切って交差する場面が常に出てくる。
右側だけでは済まない問題が生じる。

 港の出入りの堤防から湾内は絶対右側通行というわけにもいかないこともある。



右側通行の規則に反する不文律があるようなんです。つまり、
ほんとうの交通安全は、風とか波とかの時と場合によって、事故の起こらない
通行が安全運転だから、事故が起きても、右側を守るというのはおかしいので、
臨機応変通行が要求されているのだろうと思います。

 陸上  
道の左側右側について、50metreとか、広い道ならはっきりしていますが、
幅1metreの道で、通行区分は難しい。どうして左右を付けますか?
何かの折々に昔から論争があったはずです。

 TPOのルール
 こうしてみると、誰もいないときは真ん中を泳いで良いし、
人が複数になれば、それを泳いでいる人に伝えたら、
それで良い。その程度が良いところではないか?と思いました。

この問題は泳ぎの早い遅いのスピードにも関係がある。

 今ふと、記録は破られるためにあるという言葉を思い出しました。
法律も民意で変わっていく。規則も同様、TPOがあるはずです。

同じプールにも素晴らしいルールを設定しましょう。