八百長礼賛の一強弁

                                                         高野圭介

八百長?
八百長と言っても、ガチンコに対する賭けの対象になる八百長ばかりではない。

つまり、
金銭のやり取りで、勝ちを売って負けるというようなケチな負け方だけが八百長ではない。

自発的八百長


折しも、相撲の世界で八百長問題がクローズアップされてきた。

聞けば、相手によっては、
オウンボールのような一方的八百長があってもしかたのない場面もあるそうな。

 相手のことを思っていると、どうしても勝たない方が良いと、
一方的に負けを選ぶようなこともある。
誰に頼まれたものでもない。自発的に勝たないのである。

廃車処分
「廃車処分」の勧め(塩野七生)に賛成 −老害政治一掃

 「文藝春秋3月号」の随筆欄に塩野七生さんが『「廃車処分」の勧め』を書いている。
フィレンツェの市長マッテオ・レンツィという36歳の若手政治家の主張を紹介しながら、
我が国の有力政治家達が「リスクを負う勇気」がないとバッサリ切っていて小気味がいい。

 塩野さんによれば、
マッテオ市長は所属する民主党の大物連中から嫌われている政治家だ。
それは「廃車処分」を主張しているから。



「廃車処分」とは自動車に対して使われている言葉だ。
修理したくらいではもう追いつかなくなった古い車は、廃車するしかないという意味。
マッテオ市長はそれを政治家にも適用すべきだと主張しているのだ。
  (以下略)
                                 ユリウス・ブログ・引用

つまり、
選挙民の意志なら仕方ないが、比例代表のトップに置かれたら、手の打ちようがない。
 民に優しく、すべてに優しく、老廃物にも優しくというシンボルなのだろうか?優しい八百長!

八百長初段
 その昔、^尾睦雄という人が居た。
初段を貰ったとかで、意気揚々と盤に向かう。その相手は私である。

 何でも、神戸は垂水の鈴木越雄プロのご指導を受けて、
5子で3勝1敗の戦績が2年も続き、見事初段を免許された。

 したがって「高野さんには、1子か2子減して、3子か4子でお願いしたい。
そうだなぁ、では4子で」と、ご選択を戴いた。

 その後、その碁会所で、毎月大きく負け越すが、初段から下げることは出来ず、
席主は毎月点数に下駄を履かして、凌いできた。

プロの指導碁
 プロは、碁の指導のために、あるいは商業用にも続けさせねばならない。
その為の方便もあったに相違ない。

 これは、鈴木プロ専売特許ではない。レッスンプロの最低遵守せねばならないマナーでもある。
いや、レッスンプロの宿命とも言えよう。



八百長の語源   
 松本倶之さんからメールで送ってきたニュース。

「八百長相撲がニュースになっておりますが、
八百長の語源が囲碁からきたとは初耳。面白いので送ります。」と。