碁が強くなる薬

                                          高野圭介

 
「碁が強くなりたい!

「碁が強くなりたい!」と誰もが願っている。
「あなたは今からもっと強くなるよ」と言われても手放しで喜んではいけない。
「まだまだ上手でないよ」の意味もあるんだよ。
 一年で5段にする講座  
強くなるためにはどんなことでもする・・・と、誓う。かって
「一年で5段にする講座・年会費 \1,000,000.」というのがあった。

一年経った結果は「難しかった」というのなら分かるが、
いよいよのことの次第は知らない。


テスト

碁が強くなる薬


だから
「碁が強くなる薬」をお薦めしようというものだ。

大勢のプロの先生から聞き及んだエッセンスを集めて纏めて
捏ねて、団子にして、丸薬にしたもの・・・



テスト




では、次の質問に答えてね。それから処方箋を作るからね。

 @  
「碁とはどんなゲームか」なんぞ、考えたこともない
 A  
碁に対しての問題意識は普段から持っていない
 B
 出来たら、四隅(三隅だけじゃないぞ)を取って打ちたい
 C  
隅が大きく、次に辺。中は無くなるから見向きもしない
 D
 詰碁は10級の易しいのはつまらんし、難しいのは嫌や
 E
石は取りに行くのが碁だから、取りたくて仕方がない
 F  
今、勝っているかどうか、形勢判断などはしたことがない
 G
「厚い」「厚み」というのは、石壁のようなのをいう。
 H
 攻められるのは苦にならない。シノギに自信がある。
 I
 喧嘩が好きで、盤上の石はいつも7つぐらいに切れている

万年碁マニア 
 そうです。
これの満点の方はごく素晴らしい万年碁マニアです。
こうして数を重ねる内に強くなっていくのですが、もっと言うと、
どれもこれもこの姿勢では「碁が強くなる薬」はなかなか効きにくい?
という感じです。

上記の
逆なら見込みがあるのですが・・・


入手した

碁が強くなる薬


@10級程度の易しい詰碁を機会あるたびに「瞬間に、正確に解く」訓練。

A対局中「今の棋勢で勝てるか」と勝負の行くえ、つまり形勢を探る。


この2つのにがい薬だけは良く効きますよ。続ける決心は出来ましたか?

あなたは今「碁が強くなる薬」を手中にしました。
この信念を丹田に納めて、さあ、ぐっと飲み干そう!

 じゃぁ 変身したあなたに、来週またお会いしましょう・・・