コンピューターの碁



                                                高野圭介


1980年代後半

のパソコン


 
私とコンピューターとの付き合いは結構古い。

1980年代後半のこと、
シャープのパソコンで、麻雀と百人一首のゲームで遊んでいた。
百人一首は一度に五つばかりの歌が表示される。
それをパソコンと取り合いをするのである。今、考えるとオカシイが。

私の母がパソコンをするというので、見に来る人がいたほど。

それより、パソコンを立ち上げるのが問題だった。
自動的には立ち上がらない。嘘みたいな話だった。

 
コンピューターで

一太郎との付き合い

はもう20年

 


一太郎(ワード・プロセッサー)への会員登録が
1994年に始まっているから、
その2年ばかり前からだっただろうか。

一太郎ver.5は3.5HD(フロッピーディスク)が9枚。
それを1枚ずつインストールするのだが、
次のver.6は27枚に増えた。何と、3倍の量である。

今なお後生大事に保管しているが、
もうインストールするにもディスクが無いので、
無用の長物ならぬ枚物だ。



Go-net で打った
碁そのものとパソコンの関係は
最初は通信対局ソフト・Go-net からだった。

最初は普通の電話線・アナログで繋いで打ったものだか
毎月5万円も支払っていた。

それがパケット網通信になって、グンと安くなったりして。
それから、ADSLとなり、今では光ファイバー時代となっている。


私の碁を変えた

 羽根高中国流



パソコンの対局ソフトが出始めて、弱かったが、よく打った。

また、名古屋の羽根泰正九段が
パソコンを駆使して、高中国流の大家となり、
1990年、王座となり、一世を風靡したものだ。

私は棋友・江口武雄氏と1995年頃、
羽根高中国流打ち碁100局の棋譜を送って貰ったことがある。
これが、私の高中国流の源泉となった。

 初のSGFファイル
棋譜の保存にパソコンが役に立ちかけた。

その頃、碁吉会創立10周年記念に、ヨーロッパツアーに出掛けた。

その時のこと。池本愉美子さんが、
対局相手から、SGFファイルで棋譜が送られてきたのに驚いた。
これがSGFファイルなるものに接した初めだった。

三つのネット碁
今では、將碁友の会・パンダネット・サンサンの
三つのネット碁で碁を打っている。

世界最大級のインターネット囲碁サロン・パンダネット

打った碁の棋譜での、打ち込んだ碁でも、
拡張子をSGFに転換すれば、メールで送ることが出来る。





 SGFファイルに

転換する手順


 
因みに、將碁友の会の対局ソフトで、SGFファイルに転換する手順を示す。
他の棋譜管理ソフトでも殆ど同様な手順でしょう

将碁友の会

「將碁友の会・インデックス→
再現研究→棋譜(対局棋譜・入力棋譜・観戦棋譜のどれでも)
→棋譜一覧→棋譜整理→該当の棋譜→SGF変換→名前を付けて保存→
「SGFが完了しました」と表示される→

ハイを押して閉じてから、→SGF棋譜を開く→完了です。」

棋譜の管理
棋譜の保管には最高の威力を発揮する。

すでに幾つものソフトがあって、便利で、
作った棋譜は碁吉会のHPにアップして、利用価値は満点だ。

詰碁のソフトもあるし、13路盤、9路盤など、多岐に亘る。

 対局ソフト
パソコンの対局ソフトは数々ある。

中国のパソコン・ソフト「手段」の制作者・陳志行博士との
思い出をご紹介しよう。