一変する地球の勢力図! 人も物も、もちろん囲碁も 高野圭介 |
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経済大国G7 | 1900年代、 経済大国G7(アメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ)は アメリカ、日本、欧州のいわゆる西側の勢力の支配でした。 |
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「BRICs」 | それが、2000年代の世界情勢は「BRICs」と言われている。 BRICs(ブリックス)とは、 経済発展が著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、 中国 (China) の頭文字を合わせた4ヶ国の総称。 本来BRICsのsは英語の複数形を表すが 、BRICSとしてSが南アフリカ (South Africa) を表す場合もあり、 さらに インドネシア (Indonesia) を加えた6か国の総称として 「BRIICS」と表記することもある。 1900年代、 BRICsが世界のGDPの約8%を占めるに過ぎないその経済規模は、 2039年に経済大国G7 (アメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ)の合計を上回り、 2050年時点でのGDPは 中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシアの 順になると予想されている。 |
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一極支配が崩れる | これにより、アメリカによる一極支配が崩れると見るとされている。 ただ、数年前から中国は、高齢化などを理由に経済が早晩行き詰まり、 一時的に中国が米国を追い抜くものの、再度米国が逆転し、 2050年頃のGDPの順位は、 米国、中国、インド、日本、ロシア、ブラジルの 順になると予想する専門家もいる。 それ以降は、インドが米国を上回る 世界最大の経済大国になると可能性が高いと見られている。 |
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35億の支配 | これを、人数で見ると、 西側 8.8億(アメリカ3億、日本1.3億、EU 4.5億)が、 BRICs 26.2億(ブラジル 1.7億、ロシア 1.5億、インド10億、中国13億)と 併せて、 35億の支配する賑やかな世界になりつつあるのです。 一口に言って、1990年台寡占の世界が崩れようとしているのだ。 |
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人と物の 需給のバランス |
いっぽう オイル、穀物、金、鉄など1900年台は物がだぶついていた。 それが2000年に入って、需給のバランスが崩れのか、 投機筋のせいか、一気に逼迫してきた。 たとえば、 大豆、トウモロコシも底なしの高騰ぶりである。 かっては1バーレル5ドル、7ドルのオイルが いよいよ100ドルを突破してきた。 今なお通過点としか思えない。 もし、130ドルにでもなったら、 今問題の、ガソリン税\25.は埋没するか? つまり、足りなかった人がだぶついてきて、 有り余っていた物が足りなくなってきた。 |
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東洋陣営の寡占 | ついこの間まで、囲碁界のリーダーであった日本は 中国、台湾に置き換えられたと、思ったときには、 既に韓国に頭一つ抜きん出られていた。 この、増加する世界の囲碁人口の中、 東洋陣営の寡占はどうなるのだろうか? |
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世界アマ囲碁大会 |
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量は質を規定する | 世界のどこかに、一人の天才が出て、 群を抜くような事態が起きた場合、 ・・・それはあり得ることだが、・・・ 囲碁の勢力図は一挙に塗り替えられ得る 可能性を含んでいる。 そうして、歴史は彩られていく。 |