脳内囲碁と脳内メーカー 高野圭介 |
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「脳内将棋」 |
テレビに映った「脳内将棋」の文字。 二.三日前、お盆の特集・NHKの将棋番組である。 女流棋士の暗譜対局で、見事に詰め切って、正確無比の終盤だった。 |
大山康晴名人 暗譜で 10局打ち |
かって、大山康晴名人との会話を思い出した。 先生と会食を持つ機会に恵まれた。 当時、先生は将棋会館建設に大わらわの頃であったが。 一般に棋士は脳内に、将棋盤が二面半は入ると聞いていたので、 私は「大山先生、脳内将棋(当時はめくら将棋と言っていた)のことで、 不遜かと怖れつつ、 「一度に暗譜で10局打てますか?」と質問をした。 何と、先生の返事は驚きそのものだった。 「もし、それが金になる!というなれば、やり方を考えてやります。」 「やり方?とは」 「例えば、10人の相手が一列に並んだとしましょう。 陣形を両端から同形に導いて打てば、半分の五局になる・・・というように。」 |
宮本直毅 東野弘昭 |
この話を宮本直毅九段にして、 「一局の碁を、暗譜で終局まで打てるものですか」と、聞いたことがある。 先生は「二十歳代に、一生一代に一局だけなら、打てたかもね。」と返ってきた。 現に、東野弘昭九段が尼崎アルカイックホールで、 暗譜碁を試みたが、序盤過ぎまでだったという記憶がある。 |
橋本宇太郎総帥 | 記憶の確かさにもいろいろあるが、橋本宇太郎総帥に、 『宍粟の碁』刊行記念碁会の催しに際し、「次の一手」の出題をお願いした。 先生はすらすらと、盤面に石が増えていく。 「この辺りで如何でしょうか?」 「は?」 「もうちょっと行きましょうか」 「じゃあ、これにしましょう。ところで、この碁、高野さんは知ってますか?」 「?」 「安井算知と本因坊道悦の碁で、黒が3目勝ったのですが、あははっっh」 この先生達の脳内はいったいどのようになっているのでしょう・・ |
「脳内メーカー」 | ある時、メールで送ってこられた「脳内メーカー・サイト」。 6月16日の公開から8月6日までの時点で 累計1億PV突破しました!という大人気。 名前を入れるだけで、あなたの「脳内図」を作成してくれるという サービス「脳内メーカー」が人気だ。 脳内メーカー(本家) 脳内メーカーには本家の脳内メーカーを真似た コンセプトのバージョンがいろいろあります。 脳内メーカー正面版、脳内イメージメーカー、めざましテレビ的脳内メーカー、 B'z的脳内イメージメーカーなど。。。 いろいろと試してみてください。 フォームに名前を入力し、ボタンをワンクリックすると、 人の横顔図が表示され、脳に当たる部分に「食」「遊」「秘」「H」などといった文字が並ぶ。 まあ、お遊びだから、無責任のお笑いに、覗いて下さい。 |