インターネットの「相関図ジェネレータ」

                                      高野圭介拝


碁吉会の社会

私たちは仲間と一緒に暮らしている。

碁吉会の「囲碁憲章」の冒頭に、碁吉会の仲間の様子をこう記述した。

「一人一人お会いする棋友の中に私が生きていくことになり、
その人たちが群れをなしていった。
それが「碁吉会」であると、確信している。」と。



たいたい人の集まりは社会を形成する。
いっぱんに一人、二人までは社会を構成しないで、
まさしくプライベートの関係である。

 人類が数字を認識しかけた頃、
1をパル(pal)2をティカ(tika)と数えて、
3以上は一括して一つの名称(many のこと)で呼んだと
記憶しているが、(出典は詳らかでない)

社会のそれと酷似しているではないか。


ソサイエテェィ
日本文化の変遷も、国交の影響が著しく、
世の中の人との交流、人情関係などは、永らく
中国の漢字が主体であった頃は「世間」とかであろうが、

(あるいは、オランダ、ポルトガル語では何か残っている?)

おそらく、「社会」という呼称は福沢諭吉の人造語であろうか。

戦前はドイツの医学、社会学の影響が大きく、社会といっても、
ゲゼルシャフト(gesellschaft)・ゲマインシャフト(gemeinschaft)などと、
呼ばれていた。

戦後は必然的にアメリカ文化に急接近し、以来、
ソサイエテェィ・コムュニティなどに変わっていった。

コムュニティ
私自身、一口に共同コムュニティの中に生きていると言っても、

碁だけでも、
ゲーム・コムュニティとして「ライフ大阪囲碁倶楽部」、
地縁コムュニティとしての「須磨・離宮前クラブ」に所属して生きているし、

あるいは私のライフワーク・コムュニティの「碁吉会」とか、
社会の繋がりの中に生き甲斐を感じているのである。


相関図
ジェネレータ

折しも、われわれ生活自体とも言える社会を即座に解明する
「相関図ジェネレータというインターネット遊びが浮上している。
http://genzu.net/sokan/star.shtml

想像もしなかった、あなたの人間関係の図が
たちまちに解明される
というのだ。

つい先日の「脳内メーカー」の2番煎じの如く、
社会の中の人間関係について他愛ない遊びだが・・・。

はたまた、
「こっくりさん」という狐の憑きもの遊びに匹敵するものだろうか。

さあ、
信じて

さて、あなたと、あなたを取り巻く社会・人間関係の図を
遊び心で占ってみませんか?

結果は信じないで、信じるのが最もいいかもね。