いつかは途切れる時,その時が来た!


藤井四段30連勝ならずテレビ観戦記


私は将棋はせいぜい初段程度ですが、囲碁に共通した勝負感で興味を以て
丸一日、観戦に釘付けになった。その観戦記である。

                                               高野圭介 記





囲碁の世界の話

囲碁の世界ではAIの強さが目立っている。目立つ、、というより人間を凌ぐダントツの強さである。
強さの秘密は数々あるようだけど、その一つが
「先手を手放さないことが力説されている。

                                       「囲碁 梁山泊」2017青春号p.38 より


 






棋 譜

2017-07-02 竜王戦
先手 佐々木勇気五段 vs. 藤井聡太  四段

第30期竜王戦決勝トーナメント

101手完 先手勝ち


 
加藤一二三九段が言った。

「もし、藤井に先番が当たればやや有利。」


巧妙に、機敏に打たれ、(先手先手と攻められ)勝負所もなく、完敗しました。

藤井自身、反省の弁。

「負けました」の心が大事なんです・・・・とは、餞の言葉

これを糧に、これから伸びていくでしょう!・・・・応援を惜しまない。


傍目の無責任論ですが、・・大方の意見。

藤井としては、、、局面のもたつく展開にチャンスを掴もうとの
32手目、「横歩取り」から悪い目が出てきたのでは


藤井の局面打開を目論んだ、、、29手目の「垂れ歩」でない「かざし歩」に
50手目の王の沈着に、藤井は一挙に敗勢へ


佐々木は毎回のように、藤井の手合いを観に行った。

藤井は矢張り強いので、ここは自分がどうしても食い止めたかった。