梅ちゃん先生泳法




                                                           高野圭介

 泰子さんは泳ぎの名手
白馬の足湯でのこと、井戸端会議ならぬ足湯端会議で、たまたま談、泳ぎの話となった。

泰子さんは泳ぎの名手と知っていたからである。


 

 かえさんが水泳の指南人  
 背泳の泳ぎ方で、手の使い方が東屋さんと私・高野が同質なのに対し、
泰子さんが異論を唱え、かえさん(梅本和枝さまこと、梅ちゃん先生こと、かえさん)が
凄い手の動きを示し、泰子さんに同調したのである。

 それが本格派と分かったとき、かえさんが水泳のインストラクターであったことが分かった。



 
 「3ストローク・1ブレス」  
 話は熱を帯びてきた。

 クロールで、右左へ顔を上げる「3ストローク・1ブレス」スタイルが最善であることを知った。

梅ちゃん先生泳法  
 帰ってから、毎日この泳法に挑戦している。しかし、身体が沈んで、息継ぎが苦しい。

 かえさんこと梅ちゃん先生に電話で聞いた。
「とにかく頭を沈め、顎を引いてやってみて下さい。結局は慣れるしかありませんが。」

今日から、梅ちゃん先生泳法に挑戦である。