祝卆寿記念対局

家田隆二 八段  vs 先番  高野圭介
                            逆コミ17目貰い

2020年3月3日 稲葉プラザ3F

 
碁の秘密に迫る  高野圭介




大事なり真価の春ぞ自然体   虚石

 


心して鎮まる春や時刻む   虚石


 

多芸多才に情熱と実行力の高野さん



風鈴会というのはハワイには
ハワイ棋院(日系)とアロハクラブがありました。
坂田栄男の師匠の増淵辰子がハワイに行ったとき
ご婦人方の碁のクラブの名前に「風鈴会」と命名しました。
その風鈴会を高野さんが貰って、日本で付けたものです。


                      棋士 家田隆二 記






 指導碁三局棋譜



参加者に家田先生から記念品として
石井茜プロの扇子を頂戴した。

石井先生は2014年2月、村川大介プロと組んで、
私がペア碁大会で準優勝したとき、親しくなった
石井茜先生と私:高野との繋がりである。

 
家田隆二八段
vs


  
 
 4子 吉田 健  ・  5子 川口隆司 ・  井目 岩尾富一



 


自然体ほんのり染むる詩の春  虚石

 


卆寿なる光の春の眩し盤  虚石

 



黒9は7.9とダブって居る。ここは
避けて上図のように打ちたい。




黒21は呉清源が2線に下がって
二局打っています。  家田師評

碁は辛抱なり

三宅金冶

 



後で、調べていると、
黒27と模様をキッて打つのが
おもしろそうです。

折角のチャンスを、実戦で
なぜ気が付かなかったのか
反省しきりです。

           高野記

碁は断にあり

細川千仞



 



簡単に黒の牙城を破られた
黒75一間トビだったか
下手さ加減が身に沁みた。 高野記


 
この変化の家田評

四隅取って碁を打つな

橋本昌二


 



最後のチャンスは黒99。
この一手!という感じのところ。
これを逃してはもうダメ。

しかし、打っているとき、
キカしてからというのが大甘
何という気楽蜻蛉。

           高野記

碁は調和なり

呉 清源