攻めの新機軸

                   武知ハルミ自戦記

家田隆二八段 vs 三子 武知ハルミ

2005年12月1日 於 ランカ
150手完 黒中押し勝ち

ジレンマ
家田先生から「もっと攻めよ」と、アドバイスを受けている。
確かに、攻めている間は攻められない。
その真理は「打ち過ぎ」というジレンマに陥ってしまう。
だから、私にとって、両刃の刃なのだが。


攻めを
前の碁(2005..9月1日)のとき、本局とほぼ似通った局面、
黒6で、今回は隅の一子を制した。
前は、黒6で、中におっとりと一間に飛んでいた。


意欲
黒14は攻めようという意欲の表れで、意欲的に打とうと、
一番考えた手でしたが、
薄い手で、たいした効果はなかったようです。

バランス
下辺と左辺は先に稼ぎすぎたので、後で中を打って、
バランスを保った。


危機を脱す
白111から切られて、カケで取れそうで、取れない。
参ったが、黒118まで、ようやくしのぎ得て、安穏の気持ち。
これで、バランス良く、平和攻勢となったように思う。


謝謝
黒150で隅の白はコウというので、投げていただきました。