第四章 囲碁伝承 (22) 囲碁起源堯都説 高野圭介 |
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囲碁起源説提起 李 百玉 識 |
囲碁の誕生は中国の奥深い哲学思想と優れた伝統文化に表しにくい 複雑且つ神秘な内容注入した。 とはいえ、 今の状況下では囲碁に起源を探し、解明するのは容易なことでないと思う。 中国あるいは世界の囲碁史の囲碁史の研究者たちは 囲碁の起源地を未だ明確にしていないので、 今一つの囲碁起源の説を提起することはいいことではないか、 少なくとも囲碁史研究に活気を注入することになろうと思っている。 「臨汾市誌」の編集長(臨汾市の歴史文化研究家) 山西省 李 百玉 識 |
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臨汾市誌 |
山西省臨汾市にある通称「棋盤領」と呼ばれる平山山頂の二カ所で 碁の盤面と思われる石刻図が発見された。 1997年に李百玉氏が拓本を完成したという。 「浙江衛州ないし山西陵川のおける起源伝説に加えて、 今回の発見や古来から当地に伝承されてきた遺跡や文献を駆使、 新たに堯都起源の仮説を展開したもの」 |
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囲碁起源仮説 | 山西省の山から発掘された石の碁盤の拓本が 古代囲碁の起源に関する研究が一歩進み、 堯帝の囲碁起源に関する仮説の、一つの裏付けとなっている。 この拓本は、2000年(本年の2013年から遡ること13年前)に当時、 中国棋院の陳租德院長から戴いて帰ったもので、 研究者・李百玉氏から、直筆の手紙と、その橋渡しに鋭意ご尽力を戴いた。 その上で、 唐騰氏の和訳で、その明細がはっきりした。 |
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週間碁記載 | この拓本に関する一切の資料は原本共々 大阪商業大学(谷岡一郎学長)囲碁資料室に寄贈した。 また、 週間碁(Go weekly)2000年12月24日号に 水口藤雄先生によって、紹介されている。 |
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「醍碁味」記載 | 「醍碁味」碁吉会編纂 P.156 囲碁起源堯都説 -論文「沈香囲碁起源の研究」の解説として- 唐 騰 和訳 |