囲碁生成の核心に迫る

囲碁の祖型は北インドで生まれたチャトランガか

連載読み物

 
囲碁形成の本質に迫る

碁は鵺のごとく表情さえも示さない。手探るその人だけのものだ。


     

1997年新春刊行・2012年11月改訂2013年1月脱稿    高 野 圭 介

  おわりに  (29) あとがき 
碁はどのようにして創られたか」と全く新説を展開しています。

 論旨の総括 仮説の提起
「囲碁起源の仮説」は途方もない絵空事かとも思う。


第四章

 囲碁伝承

(28)  中国の囲碁遺跡  
囲碁遺跡が昆明・四川にもあり。散見される囲碁逸話。

(27)  老賢人のかかわり
老子は碁に最も関係のある道教の開祖と同時に仙人説も。

(26) 仙人と道教的思想
 山の中に住んで不老不死の仙人になることを考える。


(25) 童子・幼童にして老翁  
中国・インド二国間の同じく童子文化に何かの繋がりを見たい。

(24)  山西省が聖地??  
なかなか中国が囲碁発祥の物証が見つからないのが問題

(23) 仙人創作説
聖天子が碁を創ったのは眉唾で、仙人と碁の遺跡がある。

(22)
 囲碁起源堯都説

 沈香囲碁起源研究



中国でも、囲碁の起源説は今なお未解明で研究中。

(石の碁盤・拓本付特別資料  
李百玉先生自筆の表紙・目録)

(21) 堯・舜囲碁創作説
堯・舜奨励者であっても創設者たりえないのでは・・・。

閑話休題 盤の兼用(multi)化
「囲碁の起源に係わっている文献の再解釈」 キム・ダルスー


第三章

囲碁伝播

 
(20) 原始民族音楽  
メソポタミアに生じた音楽は西へ行って、オ-ケストラになり、
東へ行って民族音楽になった

(19) 中国山中で熟成  
囲碁は山中で変質して、生まれ変わっていった。

(18)  チベットの碁  
17路から19路361路の碁盤に変化し、定着した?

(17)  シッキムの碁  
シッキムという小国をはじめ、ヒマラヤ山中の国々に17路の碁

(16) 胡の国から  
何しろ昔の話でぼんやりした話で、誰も知る人もない。

(15) 北インドから胡へ
碁はバビロンからインドを通って中国に渡った説がある


 
第二章

チャトランガ

(14)  学術的示唆  
チャトランガ研究や碁の資料館の具体化が碁の起源に寄与!

(13) 碁と将棋の合体
見えざる糸に結ばれた「ゲームのビッグバン」に遡りたい

(12) 囲碁祖型の核心
 「チェス・碁・将棋・チェッカーはルーツを同じくする」という仮説

(11) 囲碁は包囲ゲームか
果たして、囲碁は包囲ゲームか、戦争ゲームか。

(10)  盤上ゲームの分類
盤上ゲームの分類・・・五種類

(09) チャトランガ
ゲームの祖・チャトランガ

(08) 言葉と囲碁
言葉から生まれた筈のゲームの祖を中近東に着目したい。

 閑話休題 ウルの盤 
 メソポタミアの高度な文明に出土した盤上ゲーム


第一章

盤上ゲーム

(07) 文明の年代表
 四大文明も全く同時進行でもないし、全く独立してもいない。

(06) 宇宙観と盤 Ⅱ
インド・中国

(05) 宇宙観と盤 Ⅰ
ペルシャ・ギリシャ

(04) 大いなる旅 
地球のどこかで「囲碁」は生成し、育まれた。

祖型の基盤   碁は方円の戯
その哲学に於いて、チェスは王者の術であり、碁は遊技者の德

はじめに (03) はしがき(下)
将棋と囲碁が合体して一つのゲ-ムを構成した?

(02) はしがき(上)
大胆な憶測・仮説提唱
 
(01) あらかじめ の お話 
碁とは何ンぞや