龍門石窟の観光



ロンメンシーク=中国三大石窟(雲南石窟・龍門石窟・莫高窟)の一つ。

                                      写真 川口隆司




 



世界遺産・龍門石窟の観光

                                    井上泰子

スケジュールの変更や帰りのフライトの関係で、急遽、洛陽の観光ツアーに出かけることになった。
洛陽の郊外に世界遺産・龍門石窟があって、そのスケールの大きさに圧倒され、心に残る旅となった。

黄河の支流、伊水河の西岸に1㎞に亘り、崖に刻まれている仏像は10万体にも及ぶ。
中でも奉先寺の磨崖仏は龍門を代表するもので、本尊の蘆舎那仏は高さ17mの大仏座像である。
龍門の石窟の大半は文化大革命の時、仏教否定で破壊されてしまった。
この無残さは強烈に残り、痛々しさは言語を絶するがこの奉先寺の大仏群像の大半は難を逃れている。
その大きさ、美しさの気迫が仏の世界と同化し、破壊者の胸に迫ったのかもしれない。

伊河の対岸から見ると、崖に彫られた大小の石窟が大仏を中心に無数の窓のように見え、壮観であった。
1500年前の古代先人が築いた素晴らしい仏教芸術に触れ、中国の悠久の歴史に浸る旅であった。
真夏のような暑さの中の見学に、チケットを見ると、4ヶ所の見学ヶ所があり、2ヶ所でもうくたくた。
出口までの帰路は遊園地にあるような乗り物が用意されていて、有り難かった。