第7戦(最終戦)

互先 曽 輝 (香港) vs 先番 高野圭介(日本)

(先番7.5目コミ出し)140手以下略 白7.5目勝ち

                                      高野圭介自戦記

 
経緯と反省。

曽選手は7戦全勝した。いったん優位に立ったら鬼に金棒である。
万一、私が勝てば3位。負ければ圏外と耳打ちしていた人が居た。


黒11.13は咄嗟の「この一手」だった。
未だ見たことも無い創造の着手。秘かに胸は高鳴った。

転期は5つあった。それを逃している。
1.黒41は42へ
2.黒77は79へ
3.黒87は88へ
4.黒95は98へ
5.黒135は138へ


終局の時、曽選手は右腕をグッと差しだし、握手を求めてくれた。
若い碁で、素晴らしく筋の良い碁と嬉しい評を戴いた。



i石が動きます。