(2) 打ち掛け時における張の苦悩。
高野圭介 |
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総合意見 | わがアマチュア検討陣の見解は序盤白の右上での1目抜きが悪すぎる。 下辺での折衝も白に戦果なく、85手目、左辺黒割り打ち時点で、 井山必勝。盤面でもどうかの形勢、と言うのが一致した意見です。 |
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N氏の意見 | K氏(筋に明るく理論派) 白32のぞきは、下辺中央の白を弱めるだけで、賛成できない。 中央にむかった黒31が益々、光ってくる(高野先生と同意見) 白38の切りは無理気味だが、局面打開の為、棋聖が勝負手を放ったが、 挑戦者の冷静な対応で不発に終わった。 元々右辺は黒にとって21の伸びがある所で、地としては価値が少ない。 局面は狭まった。 |
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高野の見解 | 「私は昨夜の封じ手のとき、黒31が中央で光っています。 張羽は打つ気がしないほど打つ手に困ったと思います。 ただ、形・姿だけでは打たないということで、 困ったのと、勝敗は別で、まだまだ動くとは思いますが、 中央に重い白を抱えている張羽には苦難の道が待っているはず。 |