(4) 満を持して張の反撃なるか。
高野圭介 |
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高野の疑問 | 白112のとき、アナウンスがありました。 「井山の予想には無かった手のようで、上着を脱いで座り直しました。」と。 私(高野)には、満を持した張が繰り出した必死のパンチのチャンス到来か? さすれば、井山危機が迫ってきたのか? もし、白112手の取りかけで、コウにでもなれば、コトですね。 そのように直感しました。 或いは成算無くとも、この一発に賭けた勝負手であったのか? |
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牛窪先生の意見 | ところが、 牛窪先生は「攻めの形だけで、全くその心配は無い」ということでした。 ただ、攻めの余得で中に若干の白地を求めた程度か。 形勢判断として、もはや逆転はまず無いとのこと。 |
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左辺の攻め | 週間碁の評では 白90のタチに対し、左辺を受けずに、黒91とスミのハイコミで稼いだのは シノギの道筋が見えているからだろう。 井山は「94オサエより95カミトリが怖かった」と言っている。 |
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H氏 の予想 | H氏(浜辺 荘)の予想 黒121手と最後の大場を打ち、今後、左辺の黒が収まれば、 もう争うところもなく、盤十以上の差で、 (プロの検討陣もバンジュウ・バンジュウと言い出して 控え室ではもはや、検討はされなくなった) 大寄せ終了後、白投了、井山新棋聖誕生となるだろう。 |
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井山の本心 | 井山は朝日紙上に本心を露わに言っている。 「碁の総てのタイトルを取ると言うことは、 魅力的であり、私にとって究極の目標です。」 |