(4)  『石のもつエネルギー』


                  松本 護

 1.   
緒戦・序盤右上隅の応接


石の持つエネルギー

 2.
打ち掛け時における張の苦悩。

 3.  
井山が中央の白を攻めず、左下隅の三三を無視したか?

 4.
張が満を持しての反撃なるか。


                                            高野圭介

松本 自己紹介
自己紹介:退職してからは、義理のお付合いは可能な限り避けて、
歴50年以上のテニス、世界中の囲碁仲間と囲碁三昧(日本棋院五段)、
読書、ブログ、いきいき塾世話人等、したいことを
し続ける生き方を貫きたいと思っています。



 読書も好きでジャンルを問わず濫読している雑学の徒です。
何でも読めばそれについてもの申したくなる私です。
葭の髄から天を覗くようなことになりますが、どうかよろしくお願いします。

刺激的な本
先日、梅田の紀伊国屋書店で偶然、
大変刺激的な本を見つけたので慌てて買った。

書名は村瀬有著『石のもつエネルギー』、副題は
「囲碁の科学と哲学(Science and Phirosophy of Go)」といいます。

何が刺激的かというと、囲碁を考察して大変独創的なことです。

本の帯に
「囲碁」は人間の知性と感性の総合力を結集した芸術である。
本書は、千数百年の歴史の中で、始めて科学の力により
その深奥を探り、哲学によりその本質を究めたもので、
囲碁の目指す新しい時代を創生し、
広く囲碁界に資するものである。とありますが、
あながち誇大広告とは言えない素晴らしい内容だと思いました。

ほんまもんの科学の眼と確乎とした哲学が備わった書で、
今後の囲碁のイノベーションに必ずや寄与するに違いありません。



囲碁教育研究会
翔年は高野圭介さん共々大阪の「囲碁教育研究会」に所属して、
囲碁の子供への教育方法や囲碁普及活動のやり方、囲碁ルールの研究、
更には囲碁を科学によって究明する方法などを会の仲間と議論しています。

次回の研究会で、仲間にこの本を是非紹介したいと思いました。
この本から、何か新しいテーマが得られそうな予感があります。

 著者について  
昨日、本を買ってから南森町の「囲碁梁山泊」に行ったところ、
そこでたまたま囲碁好きのM先生(阪大名誉教授)にお会いしました。

早速この本を見せたところ、先生もこの本に大いに興味を示されて、
二人で囲碁談義が大いに盛り上がりました。
先生も早速この本を入手したいとて、
その場でパソコンからアマゾンに発注されていました。(笑)

著者については囲碁界で名前を聞いたことはありませんが、
著者略歴によりますと現在界面科学技術機構代表、
日本工学アカデミー会員、工学博士(東京大学)とありました。

『もの言う翔年』   
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